東京株式(大引け)=19円安、後場売り優勢となり小幅続落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/12/29 15:49
 29日(大納会)の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が過去最高値更新したのを好感して買いが優勢となり、前場は小幅高の推移となった。日経平均株価は、後場寄り付き直後に一時前日比97円高まで買い進まれる場面があったものの、その後は一段と買いが細って大きく伸び悩む展開となり、結局大引けは前日比で小幅安となった。年間では2012年以来6年連続での上昇となり、年足でも6年連続の陽線となった。

 日経平均株価の終値は、前日比19円04銭安の2万2764円94銭と小幅続落した。東証1部の売買高概算は8億8915万株、売買代金概算は1兆5465億2400万円。値上がり銘柄数は1030、対して値下がり銘柄数は914、変わらずは119銘柄だった。値上がり銘柄は全体の49.9%となった。

 個別銘柄では、18年2月期第3四半期累計(17年3~11月)の連結決算での大幅な営業減益が嫌気されたアダストリア<2685.T>は急落した。このほかに、信越化学工業<4063.T>オプトラン<6235.T>ジーンズメイト<7448.T>ローソン<2651.T>ダイフク<6383.T>石川製作所<6208.T>ユー・エス・エス<4732.T>ヤクルト本社<2267.T>が売られた。

 半面、ロンドン金属取引所(LME)の銅相場が28日に、前日比49ドル高の1トン=7289ドルに上昇するなど非鉄金属市況の上昇を好感して、住友金属鉱山<5713.T>DOWAホールディングス<5714.T>三菱マテリアル<5711.T>東邦チタニウム<5727.T>の非鉄株が堅調な推移。また、前日のNY市場で米10年債利回りが上昇。これを受けて米大手銀行の株価が値を上げたことを好感し、メガバンク3銘柄も堅調な推移となった。このほかに、旭硝子<5201.T>サンケン電気<6707.T>ステラ ケミファ<4109.T>イソライト工業<5358.T>ダイヘン<6622.T>が買われた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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