東京株式（前引け）＝小幅続落も個別物色旺盛で値上がり銘柄数１１００超

　２０日前引けの日経平均株価は前日比１４円７７銭安の２万２８５３円２３銭と小幅続落。前場の東証１部の売買高概算は８億５０６８万株、売買代金概算は１兆２２４８億６０００万円。値上がり銘柄数は１１３８、対して値下がり銘柄数は７９４、変わらずは１２４銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、朝方売り優勢の展開で始まり、途中プラス圏に浮上する場面もあったが、買いが続かず小幅ながら前日終値を下回って前引けを迎えた。前日の米国株市場で主要株指数が揃って売られたことで、リスク回避の動きが出た。もっとも下値では買いが入り、下げは小幅にとどまっている。個別物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数が値下がりを大幅に上回り、ＴＯＰＩＸはプラスで着地した

　個別では三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが高く、第一生命ホールディングス<8750.T>なども堅調。ソリトンシステムズ<3040.T>、カチタス<8919.T>が値を飛ばし、ジャパンディスプレイ<6740.T>も物色人気に。半面、ＳＵＢＡＲＵ<7270.T>が売られ、ツルハホールディングス<3391.T>も大きく値を下げた。セレス<3696.T>が利食われ、アカツキ<3932.T>、ペッパーフードサービス<3053.T>なども安い。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）