東京株式(大引け)=213円高、米株高と円安追い風に2年ぶり高値圏浮上

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/03 15:56
 3日の東京株式市場は米株高や為替の円安などを追い風にリスクを取る動きが強まった。日経平均株価は2万600円台で着地し、約2年1カ月ぶりの高値をつけた。

 大引けの日経平均株価は前日比213円29銭高の2万614円07銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は14億5094万株、売買代金概算は2兆2821億8000万円。値上がり銘柄数は1172、対して値下がり銘柄数は759、変わらずは99銘柄だった。

 きょうの東京市場は高く始まった後、買いの勢いが次第に増して日経平均はほぼ高値引け。リスク選好ムードが浮き彫りとなった。前日の米国株市場ではNYダウが152ドル高と大幅高で4連騰し最高値を更新、これは市場予想を上回る米経済指標の好調が背景にある。懸念されたラスベガスでの銃乱射事件の影響もテロの可能性が低いと判断されたことから限定的なものにとどまった。東京市場でも相対的な出遅れ感から海外投資家の実需買いが観測されている。先行き不透明要因として意識された選挙情勢も、3極が争う構図がはっきりしてきたことで、与党有利との見方が優勢となっており、これも相場にはポジティブ要因として働いている。日経平均はフシ目の2万500円台を突破したが、全体売買代金は2兆2000億円台にとどまっている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が買われ、キーエンス<6861.T>ファナック<6954.T>も上昇した。アサツーディ・ケイ<9747.T>が値を飛ばしたほか、ネクステージ<3186.T>も物色人気に。ペッパーフードサービス<3053.T>は大幅高で9連騰となり、アドバンテスト<6857.T>ウィルグループ<6089.T>ニプロ<8086.T>などの上げ足も目立つ。マクロミル<3978.T>が値を上げ、古河電気工業<5801.T>キユーピー<2809.T>も上値を追った。

 半面、資生堂<4911.T>ダイフク<6383.T>が軟調、アウトソーシング<2427.T>も下落した。クリエイトSDホールディングス<3148.T>が急落、イソライト工業<5358.T>フルキャストホールディングス<4848.T>も値を下げた。トランザクション<7818.T>エス・エム・エス<2175.T>が売られ、アカツキ<3932.T>も安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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