東京株式(大引け)=230円高、北朝鮮リスク後退で買い戻し加速

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/09/12 15:42
 12日の東京株式市場は買い先行で始まり、その後も主力株をはじめ広範囲の銘柄が物色され、日経平均株価は終日高値圏で売り物を吸収する強さをみせた。

 大引けの日経平均株価は前日比230円85銭高の1万9776円62銭と続急伸。東証1部の売買高概算は16億5476万株、売買代金概算は2兆2254億3000万円。値上がり銘柄数は1503、対して値下がり銘柄数は447、変わらずは76銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日同様にリスクオフの巻き戻しの動きが続いた。米国株市場ではNYダウが259ドル高と急騰、米長期金利の上昇を背景に為替市場でドルが買い戻され、1ドル=109円台前半まで円安が進んだことも投資家心理の改善につながった。9日の北朝鮮の建国記念日が何事もなく通過したことに加え、注目された国連安保理の制裁決議もそれほど厳しい内容とならなかったことから、北朝鮮による威嚇行動がひとまず沈静化するとの見方が強まった。個別には材料株の物色意欲にかげりは見られず、世界的な電気自動車(EV)の普及加速見通しを足掛かりに、リチウムイオン電池関連株などが軒並み上値を追った。業種別では保険、証券などの金融関連株が買われたほか、円安を背景に半導体などハイテク株も物色された。値上がり銘柄数は1500を超え、売買代金も活況の目安とされる2兆円を上回った。

 個別では、任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われ、ファーストリテイリング<9983.T>も値を飛ばした。東京エレクトロン<8035.T>が上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>第一生命ホールディングス<8750.T>なども買い優勢だった。チタン工業<4098.T>は連日のストップ高で値上がり率トップ。日本製鋼所<5631.T>日本冶金工業<5480.T>も物色人気となった。巴川製紙所<3878.T>が急伸、沖電線<5815.T>も大きく上昇した。

 半面、ソニー<6758.T>が冴えず、アイシン精機<7259.T>も売りに押された。VOYAGE GROUP<3688.T>が急落したほか、石川製作所<6208.T>イソライト工業<5358.T>なども大きく値を下げた。エイチーム<3662.T>ノーリツ鋼機<7744.T>が安く、長谷工コーポレーション<1808.T>も下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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