東京株式(大引け)=317円高、米株高と円安追い風に1年半ぶり2万円大台乗せ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/06/02 15:59
 2日の東京株式市場は朝方から買い優勢でスタート、寄り後早々に買いの勢いが増して日経平均株価は1年半ぶりに2万円大台を回復した。

 大引けの日経平均株価は前日比317円25銭高の2万177円28銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は23億1512万株、売買代金概算は3兆2232億8000万円。値上がり銘柄数は1509、対して値下がり銘柄数は420、変わらずは88銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要3指数が揃って過去最高値を更新、外国為替市場でも1ドル=111円台後半にドル高・円安が進行、これを受けて主力株を中心に幅広く買い人気を集めた。日本時間今晩の米5月の雇用統計を見極めたいとの思惑もあるが、前日のADP雇用報告の結果を受けて、米国経済の強さが再確認されたことで、相場全般はリスク選好ムードが強かった。日経平均株価は寄り後早々に2万円大台を回復、その後は買い戻しを誘発する形となり、後場は一段高となった。証券や銀行など金融関連株が買われたほか、鉄鋼や海運など市況関連にも買いが目立った。東証1部全体の75%の銘柄が上昇し、全体の売買代金は3兆円を上回った。

 個別では、任天堂<7974.T>が大商いで堅調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも活況高となった。ファーストリテイリング<9983.T>が高く、ファナック<6954.T>も買い優勢。日本電産<6594.T>村田製作所<6981.T>も高い。フォーカスシステムズ<4662.T>が連続ストップ高、enish<3667.T>も値幅制限いっぱいに買われた。日本精工<6471.T>が上昇、神戸製鋼所<5406.T>、新日鉄住金<5401.T>など鉄鋼株も物色人気となった。

 半面、NTT<9432.T>が軟調、ブイ・テクノロジー<7717.T>も売りに押された。エムアップ<3661.T>が利食われ、リンクアンドモチベーション<2170.T>、GMOクラウド<3788.T>なども大きく値を下げた。日本ライフライン<7575.T>ラウンドワン<4680.T>北の達人コーポレーション<2930.T>なども下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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