ドル円、日米要人発言で上昇するも上値は重い。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/04/21 09:40

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.84円で始まると、東京時間は、朝鮮半島情勢への警戒や仏選挙を控え109円を挟む小動きとなった。ロンドン時間、欧州通貨が仏選挙で不安定に推移する中、ドル円は109円台前半で堅調に推移。NY時間、黒田日銀総裁が「当面の間資産購入等を続け、出口戦略はまだ先のこと」と発言した事を受け買いが先行。また、ムニューシン米財務長官が「税制改革の発表時期は近い」との発言で、NYダウ平均・日経平均先物が上昇し、ドル円は109.48円まで上昇となり、109.30円でクローズをむかえた。

ドル円、日米要人発言で上昇するも上値は重い。

黒田総裁・ムニューシン米財務長官発言などを受け、ドル円は上昇となったが、4/10の高値111.57円から4/17の安値108.13円の下げ幅に対し、38.2%の109.45円レベルの反転で、買い手が勢いづくほどの上昇ではない。売り手が踏み上げるとすれば、61.8%の110.26円レベルの110円越えまでの上げが必要とみる。朝鮮半島情勢や仏選挙を考えると上値は重いままか。

☆戦略

◎売り
108.90円売り<SL111.60-TP107.86>

注)本日の予想は4月21日9:40に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想