東京株式(大引け)=67円高、地政学的リスク意識も7割超の銘柄が上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/07 15:38
 7日の東京株式市場は切り返しに転じたが、取引時間中は強弱感が錯綜し、日経平均株価は1万8000円台後半で上下に不安定な展開を強いられた。

 大引けの日経平均株価は前日比67円57銭高の1万8664円63銭と反発。東証1部の売買高概算は24億145万株、売買代金概算は2兆7654億7000万円。値上がり銘柄数は1475、対して値下がり銘柄数は430、変わらずは107銘柄だった。

 前日の欧米株式市場が総じて堅調な動きをみせ、米国株式市場ではNYダウが小幅ながら反発、為替も朝方は円安傾向にあり、きょうの東京市場は買い先行で始まった。ところが、米中首脳会談のさなかに米国がシリアにミサイル攻撃を行うというネガティブサプライズがあり、これを受けて為替が急速に円高に振れ、日経平均も一時前日比マイナス圏に沈む場面があった。その後は押し目買いや買い戻しが流入して再浮上。大引けにかけて手仕舞い売りに伸び悩んだが、“有事モード”のなかで日経平均はプラス圏で着地している。売買代金は2兆7000億円を上回り、値上がり銘柄数は東証1部全体の73%を占めるなど、実質的にはリスク選好の地合いだった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、トヨタ自動車<7203.T>もしっかりした動き。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が高く、ニトリホールディングス<9843.T>は大幅高となった。メディアドゥ<3678.T>が値を飛ばしたほか、ダイセキ<9793.T>、日本ガス<8174.T>も急伸。セブン銀行<8410.T>が物色人気を集めた。日本トムソン<6480.T>も商いを伴い大きく水準を切り上げている。

 半面、任天堂<7974.T>が売られ、村田製作所<6981.T>も軟調。SUMCO<3436.T>も冴えない。ダブル・スコープ<6619.T>ヤマシンフィルタ<6240.T>が大きく値を下げた。アマノ<6436.T>が下落、日本ライフライン<7575.T>の下げも目立つ。M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>インターネットイニシアティブ<3774.T>なども安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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