東京株式(大引け)=51円高、欧米株高や原油高、円高一服など受け反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/05 15:37
 5日の東京株式市場は、前日のリスクオフ相場の巻き戻しで、買いが優勢の展開となった。ただ日経平均株価は朝高後に伸び悩む動きとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比51円02銭高の1万8861円27銭と反発。東証1部の売買高概算は18億9216万株、売買代金概算は2兆2324億8000万円。値上がり銘柄数は730、対して値下がり銘柄数は1154、変わらずは128銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日のリスク回避ムードが緩み、広範囲に買い戻される流れとなった。前日の欧米株市場が総じて堅調だったことや、米長期金利の上昇や、原油市況高、外国為替市場でドル安・円高の流れが一服するなどリスクオンの材料が揃ったことが追い風となった。朝方に北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイルを発射したが、相場への影響は限定的だった。寄り後は、機関投資家とみられる売りが自動車株や金融株に観測され、全体指数は伸び悩んだ。今週6~7日の米中首脳会談や米3月の雇用統計発表を前に積極的な買いも入りにくかった。日経平均は後場マイナス圏に沈む場面もあったが、引けにかけて持ち直している。 

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が上昇、ファナック<6954.T>も高い。NTT<9432.T>大東建託<1878.T>なども買い優勢だった。東芝<6502.T>も堅調。東洋電機製造<6505.T>がストップ高に買われたほか、ツガミ<6101.T>も大幅高。gumi<3903.T>日清オイリオグループ<2602.T>タクマ<6013.T>なども値を飛ばした。ぐるなび<2440.T>ALSOK<2331.T>も物色人気となった。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>SUBARU<7270.T>など自動車株が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも冴えない。北の達人コーポレーション<2930.T>が続急落、アイロムグループ<2372.T>も大幅安となった。アダストリア<2685.T>も安い。西松屋チェーン<7545.T>が値を下げ、アイスタイル<3660.T>も下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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