東京株式(大引け)=65円安、続落も中小型株物色旺盛で下げ渋る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/21 15:58
 21日の東京株式市場は為替の円高などを背景に売り優勢の展開を強いられたが、日経平均株価は下値に対しても抵抗力を発揮した。

 大引けの日経平均株価は前週末比65円71銭安の1万9455円88銭と続落。東証1部の売買高概算は15億9718万株、売買代金概算は2兆396億9000万円。値上がり銘柄数は991、対して値下がり銘柄数は862、変わらずは156銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方はリスク回避の動きが強かった。前日の欧米株市場が高安まちまちで米国ではNYダウが小幅ながら3日続落と上値の重い展開だったことや、外国為替市場では一時1ドル=112円台前半に円高が進行したこと、米長期金利が低下傾向にあることなどで、主力輸出株や大手金融株には買いが入りにくい地合いだった。トランプ米大統領の保護主義的な政策に対する警戒感も根強い。ただ、下押す場面では日銀のETF買いに対する思惑が働き、個人投資家を中心とした押し目買いが観測されている。機関投資家は動きにくいものの、個別株物色意欲は旺盛で、値上がり銘柄数は1000近くに及び、値下がり銘柄数を上回っている。特に発行株数の少ない小型株に買いが目立った。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>第一生命ホールディングス<8750.T>なども売り優勢だった。TDK<6762.T>大塚ホールディングス<4578.T>も下落した。FPG<7148.T>が急落、東京製鉄<5423.T>、タカラレーベン<8897.T>なども大きく売られた。ビックカメラ<3048.T>小糸製作所<7276.T>も安い。

 半面、任天堂<7974.T>は活況高となった。オハラ<5218.T>が値を飛ばしたほか、住友不動産<8830.T>によるTOB発表を受け住友不動産販売<8870.T>はストップ高で買い物を残した。KLab<3656.T>サイバーエージェント<4751.T>なども物色人気を集めた。トプコン<7732.T>レーザーテック<6920.T>オルトプラス<3672.T>などの上げ足も目立つ。低位株ではフィード・ワン<2060.T>ユニデンホールディングス<6815.T>などが大きく上昇した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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