東京株式(大引け)=90円安、手掛かり材料難のなか4日続落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/08 15:57
 8日の東京株式市場は米国株軟調などを受けて終始売りに押される展開となり、日経平均株価は前場後半から下げ幅を広げる展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比90円12銭安の1万9254円03銭と4日続落。東証1部の売買高概算は16億2603万株、売買代金概算は2兆144億円。値上がり銘柄数は771、対して値下がり銘柄数は1073、変わらずは160銘柄だった。

 きょうの東京市場は手掛かり材料難が浮き彫りとなった。前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が軟調だったことなどを受け、リスク回避ムードが優勢となり、主力株中心に、機関投資家のポジション調整の売りが続いた。取引時間中に為替が1ドル=113円台で徐々に円高含みに推移したことや、週末の米雇用統計を前にして、その結果を見極めたいとの思惑が上値を重くしている。ただ、値ごろ感からの押し目買いも観測され、日経平均は後場に入って1万9200円台前半の狭いレンジでもみ合う展開となった。売買代金は活況の目安とされる2兆円を3日ぶりに上回った。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、日東電工<6988.T>、アルプス電気<6770.T>も値を下げた。フィード・ワン<2060.T>が急落したほか、ヤマシンフィルタ<6240.T>オルトプラス<3672.T>が大幅安、三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>の下げも目立つ。北の達人コーポレーション<2930.T>が売られ、パスコ<9232.T>、日産化学工業<4021.T>も安い。

 半面、任天堂<7974.T>がきょうも断トツの商いで上値追いを継続、JR九州<9142.T>も堅調。テンプホールディングス<2181.T>も買いが優勢となった。ネクシィーズグループ<4346.T>フリービット<3843.T>が値を飛ばし、ケネディクス<4321.T>が活況高となった。ニチアス<5393.T>が物色人気を集め、ハーツユナイテッドグループ<3676.T>も高い。オハラ<5218.T>SBSホールディングス<2384.T>なども上昇した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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