東京株式(大引け)=281円安、円高進行などを嫌気して大幅続落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/17 15:51
 17日の東京株式市場は売り優勢で始まった後、前場は下げ渋る場面もあったが、後場に入ってからは次第安の展開で日経平均株価は1万9000円台を大きく割り込み、ほぼ安値引けとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比281円71銭安の1万8813円53銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は17億1056万株、売買代金概算は2兆942億7000万円。値上がり銘柄数は149、対して値下がり銘柄数は1799、変わらずは56銘柄だった。

 きょうの東京市場は、海外投資家の売りなどを背景にリスク回避の流れが一段と強まり、見切り売りを誘うかたちで、全体指数の下げ幅は大きくなった。前日の米国株市場が休場で手掛かり材料に乏しいなか、英国のEUからのハードブレグジット(強硬離脱)に対する思惑を背景にポンド安が進み、その余波もあってドル・円相場が1ドル=113円台まで円が買われたことなどが、嫌気された。投資家心理が弱気に傾きつつあり、今週末にトランプ次期米大統領の就任式を控え、これに先んじてポジションを軽くする動きも地合い悪に反映された。値下がり銘柄数は約1800におよび、東証1部全体の9割の銘柄が下落。売買代金は活況の目安とされる2兆円をかろうじて確保したが、商い低調が目立つ。

 個別では、為替の円高を嫌気してトヨタ自動車<7203.T>が安く、竹内製作所<6432.T>なども急落した。内需では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクに売りが目立ったほか、ファーストリテイリング<9983.T>も軟調。さくらインターネット<3778.T>が利益確定売りに値下がり率トップとなり、ビジョン<9416.T>も大幅安となった。キーエンス<6861.T>SMC<6273.T>も下げた。大塚ホールディングス<4578.T>も売り物に押された。

 半面、任天堂<7974.T>が反発に転じ、イー・ガーディアン<6050.T>が値を飛ばした。ジーンズメイト<7448.T>、U-NEXT<9418.T>がストップ高に買われたほか、アルファ<3434.T>も一時値幅制限上限まで上値を伸ばした。東天紅<8181.T>が動意、タカラバイオ<4974.T>への買いも目を引いた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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