東京株式（前引け）＝小幅反落、円高などを背景に利益確定売り

　５日前引けの日経平均株価は前日比４９円４６銭安の１万９５４４円７０銭と反落。前場の東証１部の売買高概算は１０億８４４万株、売買代金概算は１兆１３３７億１０００万円。値上がり銘柄数は９２０、対して値下がり銘柄数は９３６、変わらずは１４８銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、寄り付きはやや買い優勢で始まったものの、その後は買いが続かず利益確定の売り物に押された。外国為替市場で為替が１ドル＝１１６円台半ばに円高に振れたことで、これが買い手控え要因となった。ただ、下値では押し目買いが厚く下げ幅は限定的にとどまっている。

　個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が売買代金トップで続伸歩調にあるほか、キーエンス<6861.T>も高い。東芝<6502.T>が売り物をこなし上昇、ＮＴＴ<9432.T>も堅調。ウィルグループ<6089.T>は値上がりトップに買われ、タカラレーベン<8897.T>も物色人気となった。半面、ソニー<6758.T>が軟調、ＳＵＭＣＯ<3436.T>、太陽誘電<6976.T>も売りに押されている。国際石油開発帝石<1605.T>、東ソー<4042.T>が下落したほか、ＵＡＣＪ<5741.T>、も値を下げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）