【売り】太洋物産㈱(9941)乱高下を繰り返して荒い値動き。様子見が無難か= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2016/11/09 18:44

■注目銘柄:【売り】太洋物産㈱(9941)

大豆・そば・食肉・産業用車両・機械等を中心に扱う商社。
1941年設立、本社所在地は東京都渋谷区。

■注目理由
8月10日に決算を発表。
平成28年9月期第3四半期(平成27年10月1日~平成28年6月30日)の業績は、前年同期比で売上高△11.8%、経常損益は△528百万円で赤字転落となった。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の売上営業損益率は前年同期の1.8%→△2.6%に大幅悪化し、苦戦しているようだ。

チャートを見ると、株価は10月31日終値の85円から11月2日終値の146円まで72%も急騰したが、その後は乱高下を繰り返し9日に一時167円をつける場面が見られたものの急激に下落している。
8日、環太平洋経済連携協定(TPP)承認案・関連法案の衆院本会議での採決が見送られ、同社やオーケー食などTPP関連との位置付けから物色が向かっていた銘柄で売り材料視されたもよう。(出典:2016年11月8日 Kabutanニュース)
値動きが大きい状況が続いているため、今から手を出すのはリスクが大きな状況だと考えられる。
また、RSIが70%以上を示しており「買われ過ぎ」の水準であることから、今後は売りが先行する可能性もあるので、しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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