不透明な状況が続くが・・・

著者:田村祐一
投稿:2016/08/05 19:09

一旦は買い戻し期待

5日の日経平均株価は、
前日比44銭安の16,254円45銭で引けました。

7月米国雇用統計の発表を前に、様子見ムードが漂いました。



8月2日に安倍政権は28兆円規模の経済対策の実施を発表しました。

28兆円という金額はとても大きな規模であり、
アベノミクスの再始動として位置づけられています。

このような好材料が発表されたにも関わらず
日本株市場は2日連続株価下落しています。


これは、「経済対策への即効性への懐疑」と
「日本の財政懸念の再燃」によって

投資家の期待感が剥落したことが要因でしょう。

また、米ドル為替も大きく円高に進行してり、
企業業績の悪化が懸念されています。

短期的に悲観ムードが高まっていることから、
慎重な投資スタンスで臨む必要があると考えます。



なお、週明け8日の日経平均株価は、

・週末に手仕舞いされたポジションの買戻し
・重要イベントを通過し買い安心感が広がる

と想定し「上昇して引ける可能性がある」と判断しました。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想