徐々に緩和効果は薄れ

著者:田村祐一
投稿:2016/08/02 18:31

目先は利益確定売り優勢か

2日の日経平均株価は、
前日比244円32銭安の16,391円45銭で引けました。

原油価格の下落を受けて、リスク回避の動きが広がり
日本株市場は売り優勢で推移しました。


日銀は追加金融緩和を決定し、ETF買い入れ額を
現行の年間約3.3兆円から約6兆円に増額しました。

株式市場の下支え要因となることから、
一時的に日本株市場は上昇していました。

ただし、それ以外については新たな緩和は行われず、
米ドル為替については大きく円高に進行しています。

ETF買い入れ額の増額で買い優勢で推移しましたが、
追加緩和の内容としてはそれほど大きなサプライズとは言えません。


本日の下落は相場の弱さを表しており、
短期的にリスク回避の動きが継続する可能性が高いと判断しました。

よって、3日の日経平均株価は、
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想