タグ:水野和夫 のブログ

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  • Ab991fdcd

    格差を広げるのではなく、流通業の生産性革命を起こし、 毎日を楽しむよりも将来に期待がもてるような社会にする。 日本にとって真の構造改革は、これからスタートである。 今、認識しなければならないのは、ドン・キホーテが言った 「事実は真実の敵である」ということである。 16世紀以来の事実(インフレ、成長が全ての怪我を治す) は、21世紀の真実(デフレの世紀)にとって 妨げにな... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 グローバル経済 2009年抱負 
    登録日時:2008/12/30(17:03)  
  • 09cabd7ca

    グリーンスパン米FRB議長は05年12月の講演で 「政策担当者は米国が経常赤字をファイナンスし続ける容易さに驚いてる。」 と述べている。 いったん所得収支が赤字化するとGDPへのマイナス寄与は 二次関数的に悪化する。 2025年には1.7% 2030年には2.9%ポイントも成長率を 押し下げる。 実質成長率はよくて3%だから、フローの経済活動の 成果を過去の... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 グローバル経済 ドル 
    登録日時:2008/12/23(17:56)  
  • 94a75ec49

    プラザ合意後の日本のバブルとアジア危機 ドルを支えてるのは誰か? それは高いリターンを求める世界中の投資家である。 ドル建て証券に対する需要が増加してドル高となり、 米輸入が増加して赤字が増大した。 米国に赤字が集中したのは97年のアジア危機からだ。 アジア危機でアジアに対する投資が減り実質的に 貯蓄過剰となり、この余剰が米国へと向かった。 また、日本が大量に米国... ...続きを読む

    タグ:ドル 水野和夫 
    登録日時:2008/12/14(19:34)  
  • Bc09d1894

    アメリカは経常赤字の持続性を確保するため、対外純債務の 増大に歯止めをかけるべく、今まで以上に為替、市況に依存 せざるを得ない。 為替はドル安を意味するから長期に渡ってドル安が続くとの 予想がマーケットで台頭すれば、米国に資本が流入しなくなる。 結局、アメリカの経常赤字が持続可能かどうかは、 外国株式の値上がり次第ということになる。 アメリカ経済の動向は外国資本の継続的... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 グローバル経済 ドル 
    登録日時:2008/11/30(18:13)  
  • 14fab870a

    日本の株価が上昇するのは、日本にとっても 望ましいことである。 問題は日本の対外資産が債券に偏っていること。 2005年末時点で、506兆円のうち 株式は48兆円、債券201兆円。 債券に外貨準備(大半が米ドル債券)を加えると 300兆円にもなり、6割が債券を占めている。 世界の株式市場が日本も含めて10%値上がりすると、 8、5兆円、日本の対外純資産が目減りして... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 グローバル経済 
    登録日時:2008/11/24(08:33)  
  • 079f545eb

    米国が金融帝国を続けるためには、米資産の値上がり期待で 外国資本を引き付けなければばらない。 ルービン元財務長官の強いドルは国益という発言は強いドル の物語の始まりを告げる宣言だった。 この物語では政府が財・サービスのインフレを発生させる ことで自国の債務を軽減させる一方、家計部門の 実質的な購買力を低下させた。 それに対して資産インフレは世界中の家計部門の資産価値を ... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 グローバル経済 
    登録日時:2008/11/20(19:04)  
  • B54289045

    「構造改革なくして成長なし」 グローバル経済圏企業は構造改革ではなく自助努力によって 成長を取り戻したのであり、 一方で構造改革に手をつけていないから、 国内経済圏企業は今も減退しているのである。 グローバル企業の成長をもってして政府が「改革の成果」 を強調するのは、手柄の横取りである。 さらに、成長や景気回復を政策の優先課題とするには、 産業や個人の間に格差が少... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 グローバル経済 
    登録日時:2008/10/19(18:11)  
  • D05ec03af

    近代化の条件が整うBRICs 人口3000万人以上の国で03年から06年の四年間で 最も高い成長をした国はミャンマー、二位が中国、三位が アルゼンチン、四位がインド。ロシアが八位。 一方、この4年間で最も低成長だった国を並べると 米国を除くG7の全ての国が一位から六位までに入っている。 一人当たり実質GDPで現在の中国やインドが何年頃の日本や 米国に該当するかをみると、... ...続きを読む

    タグ:グローバリゼーション 水野和夫 
    登録日時:2008/10/05(07:50)  
  • 1a74c7790

    マネーの動きが経済を決める 従来、株価は将来のファンダメンタルズを織り込んで形成されるから、株価を予想するには、半年から1年先の景気を予想しなければならなかった。 しかし、現在はマネーの動きそれ自体が景気を動かすようになった。 世界の外為、デリバティブ市場の取引は年間775兆$。 貿易取引額は9.3兆$。(2004年) 金融取引は実物取引の83倍に膨れ上がった。 不況を引き起... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 マネー 資産 景気 
    登録日時:2008/09/25(17:25)  
  • 318e59540

    水野和夫 日本経済新聞出版社 21世紀の新しいものさし 1995年で戦後は終わった。 この年を境に戦後の常識が経済だけでなく、あらゆる分野で 通用しなくなった。 「デフレ下では成長できない」 「インフレがすべての怪我を治す」 「株価は先の経済を予想して動く」 「貯蓄率が高い国ほど成長率が高い」 「経済は周期性をもって循環する」 これらの常識がIT革命と... ...続きを読む

    タグ:水野和夫 
    登録日時:2008/09/14(20:47)