kabukabumanさんのブログ
ブログ
マイ・メモ(2021年12月)
今日の株式市場は南アフリカで感染が広がっている新しい変異株を嫌気し
一転暴落相場になりました。
また欧州を中心に、従来株による感染拡大が止まらないことも
改めて売り材料視されたのかも知れません。
折しも株式市場は金融相場から業績相場へ移る大事な局面にありますが
原材料費の高騰が企業業績を長期間圧迫する事態に陥れば
「2022年の株高シナリオ」は見直しを迫られることになりかねません。
因みに米国の利上げもリスク要因ですが
2000年以降、株価は利上げの影響を一度も受けておらず
次回の利上げ時期が早まっても市場が混乱することはないと考えています。
尤も、長期金利が1.9%(NYSEの平均利回り)を超えると
流石に株価への影響は避けられないと思いますが。。。
<一応12月は買い目線で>
個人的には当初の予定通り11月末から「買い」ですが
新しい変異株感染の脅威に加え
12月前半のNY市場はFOMCや政府機関閉鎖への警戒感から
売り優勢になる可能性が指摘されているため
中旬まで様子を見るのが賢明かも知れません。
従って当面はポジションに応じてヘッジも細目に調整するつもりです。
因みに今回のターゲットは個別材料株を除き、大きく二つに絞っています。
①「売り手企業群」
独占・寡占企業の様に、原価の上昇を価格に転嫁出来る業種。
②「王道セクター」
例えば半導体などの電子部品は
今後も長期に亘り旺盛な需要が見込まれるため
たとえ価格に転嫁出来なくても、中長期投資の本命(王道)だと思います。
一方新型コロナの影響を真面に受けた業種はターゲットから外しています。
たとえばテレワークの様に一躍脚光を浴びた業種や
外食産業の様に大きな打撃を被った業種などですが
何方もコロナ後がはっきり見通せないのがその理由です。
・・・と書いている間にNY市場は撃沈の様相です
もしかすると暴落に乗じて売り仕掛けが入った可能性もありますね。
ヤレヤレです(汗
-
タグ:
これが底値かどうかは半々だけど。
でも今日は間違いなく 1/3量を買う日でした。
新型コロナウイルスが市場を大きく動かす要因として再浮上している。
南アフリカで新たな変異株が確認されたからだ。
WHOは26日、南アで検出された新変異株「B.1.1.529」を
「懸念される変異ウイルス(VOC)」に指定。「オミクロン株」と命名した。
新たな変異株への脅威は世界中の市場に衝撃を与え
S&P総合500種は9カ月ぶりの下げ率を記録した。
感謝祭で休場だった25日の翌日で出来高が少なかったことも値動きを増幅させた可能性がある。
新たな変異株については、まだ情報が少なく
米金融市場に与える長期的な影響は不透明だ。
ただ、感染拡大の兆候がみられ、ワクチンへの耐性がどの程度あるのか不明なため
「経済再開」を材料視した取引にとっては、重荷になりそうだ。
また、米連邦準備理事会がインフレ対策で進める金融政策の正常化についても
見通しが複雑になる可能性がある。
「市場はパンデミックの終息を祝っていたが、まだ、終わっていない」
カンバーランド・アドバイザーズの会長兼最高投資責任者
デビッド・コトク氏はこう語る。
S&P総合500種は、2020年の春にかけ、新型コロナウイルスのパンデミック懸念で3割以上下落。その後、そこから2倍以上になっている。ただ、投資家が好む銘柄はその時々で大きく変わってきた。
現時点で、同指数の今年の上昇率は22%程度。
今回、新たな変異株が検出されるまで、市場は、ワクチン普及や治療法の進歩により、新型コロナの影響を受けにくくなっていた。
米バンク・オブ・アメリカの最近のファンドマネジャー調査によると
市場の「テールリスク」の項目では、インフレや中央銀行の利上げが上位となり
新型コロナは5位までランクを落とした。
ところが26日の米株式市場では一転、ビデオ会議サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズや動画配信サービス大手ネットフリックス、フィットネス機器販売のペロトン・インタラクティブなど、コロナ禍の需要の恩恵を受けて昨年買われた「巣ごもり銘柄」が上昇した。
一方で、今年に入ってから景気回復期待で上昇した銘柄は
新たな変異株への不安が高まれば、影響は避けられそうにない。
エネルギーや金融、景気敏感株は大きく下げた。
航空会社やホテルなどの旅行関連企業の多くも売られた。
米政府は26日、南アフリカで新型コロナウイルスの新変異株が検出されたことを受け
アフリカ南部からの渡航者の入国を制限する方針を発表した。
欧州でも英国に続きスペインやイタリアなどが
アフリカの一部からの入国制限を発表するなど対応強化が相次いでいる。
こうした中、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所の恐怖指数(VIX)は、3月初以来の水準に上昇した。
投資家はさらなる市場変動に備えてポートフォリオをヘッジしようと躍起になっている。
フィナンシャル・エンハンスメント・グループのポートフォリオ・マネージャー、アンドリュー・スラッシャー氏は、アップル、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなど、S&P総合500種の中で大きなウェイトを占める一握りのテクノロジー株の最近の上昇が、市場全体の弱さを覆い隠していると懸念していた。
他方で、一部の投資家は、今回の相場下落は、比較的低い水準で株式を買うチャンスではないかと受け止めている。急速な相場回復を期待したもので、実際、今年は何度かの下落を経ながらも、過去最高の水準まで上昇してきた。
スミード・キャピタル・マネジメントの創設者、ビル・スミード氏は、投資家向けメモで「これまで景気楽観論が打撃を受けたことは何度もあった。
それらは、いずれも良い買い場だった」と述べている。
同氏が推奨した銘柄の中には、石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムと不動産投資信託のマセリッチがあり、26日はそれぞれ7.2%、5.2%下げた。
量的緩和の縮小(テーパリング)を始めたばかりのFRBにとって、金融政策の正常化ペースを調整せざるを得なくなるのか、波乱要因のひとつとして、新たな変異株による経済不安が加わった。
短期金利の予想を示すフェデラル・ファンド(FF)金利先物は26日、早期利上げ観測が一転して後退したことを示した。
目先の注目材料は、30日のパウエルFRB議長とイエレン財務長官の議会証言、それに12月3日に発表される米雇用統計だ。
投資家らは、市場が安定することを期待している。
クレッセット・キャピタル・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー、ジャック・アブリン氏は、感謝祭の休暇で多くの参加者が不在だった26日には流動性が不足しており、動きが誇張された、と話した。