りす栗さんのブログ

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タヌキに感情移入してしまう、カチカチ山後半

アメリカは、クリスマス休暇前に手仕舞う相場と思っていたが、
またまた上がっていた。
アメリカにも踏まれた売り坊が居るのだろうか?

ところでカチカチ山の後半は、これでけっこう長い。
物語としては、幼児に聞かせる、というよりは、小学生くらいが
自分で読む物語であろうか?

婆さんを煮られてしまった爺さんが「敵討ちをしたいが自分ではできそうにない。」とウサギに相談する。
ここではウサギは弱い小動物ではなくて、賢い正義の味方なのだ。
狸にいい金儲けがあると誘って、カチカチ山に芝刈りに行き、
背中の薪に火をつけるのは有名がくだりだが。
その後もけっこう凄い。
火傷に効くよ、と辛子をたっぷり練り込んだ味噌を渡す。。
それをぬった狸は七転八倒の苦しみを味わう。
最後はまたまた金儲けと称して魚釣りに連れ出し、これまた
有名な泥船に乗せるわけだ。自分は木の船なので安全なのだが、
狸がなぜ泥船を選んだかというと単に大きかったかららしい。
「これなら魚がたくさんとれるぞ。」
て風だった。
もちろん、海に沈んで死んでしまう。
欲の皮つっぱった狸がだまされる按配だ。
他人事ではないのである(∩∩)b

救いを求める狸をさらに櫓でついて海に沈めたという説もあるから、
もはや復讐心に駆られた殺人鬼のようである。
(狸を助けて改心させる、という筋に変えられているものもあるが、
原文は原文で興味深い)


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9件のコメントがあります
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    りす栗さん
    2019/12/21 21:53
    ヨッシーさん、こんばんは。

    ほんとほんと。

    昔話は、たとえば映画にするなら、お詣りした、って
    本当でしょうね。怪談話だけじゃなくて、いろいろ
    はらんでそうです。

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    りす栗さん
    2019/12/21 21:52
    企画プロさん、こんばんは。

    あらためて子ども用は確認しましたが、やはりやわらかく
    アレンジしてあるようですね。

    オリジナルはとても深いです。
    まだ深掘りできそうです。後で書きます。


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    yoc1234さん
    2019/12/21 20:47
    こんばんは。

    お稲荷さんで油揚げでもいただいてきたら。

    どろんと化けてくれたりして。
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    こんばんは。
    カチカチ山の下りを成人が読むとそんな内容でしたか。

    私は聞いた事がある様な感じで見てました。


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    りす栗さん
    2019/12/21 12:29
    マイルドさん、こんにちは。

    そそ。生き延びてこそ、ですねー。
    石碑になっちゃったら何にもならない。

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    マイルド。さん
    2019/12/21 11:58

    あはようございます、こちょこちょ、いきのびて、密かに


    1発狙い、えへへ、

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    りす栗さん
    2019/12/21 11:06
    友一どん、おはようございます。

    前編では、爺さんがせっかく捕まえた狸をお人好しの婆さんが、
    縄をほどいてしまうので、簡単にだまされるほうが悪い、という
    見方もできるし、そもそも爺さんは狸を狸汁にしようとしていた
    のだから、狸が反撃するのも無理はない、とも(^^)?

    あるかもよ、売り坊の反撃。

    像より、石碑がたったりして。
    「売り坊の墓標」とか・・・ひぇ~・・・

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    田舎野友一さん
    2019/12/21 10:48
    おはようございます(*-ω-)(*_ _)ペコッ

    前編、、、読みたかったわぁ~。。。

    い゛、、、読めって、、、

    おら、、、後ろは振り向かない主義なのでね(///o///)ゞ

    っで、ニューヨークにも沢山い鱒よ、、、ウリ坊、、、
    そのうち證券所の脇にもウリ坊達が建てるんじゃあないですか。。。
    偽慰安婦像  ⊂^j^⊃パオ~~~ン
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    りす栗さん
    2019/12/21 08:12
    ところで、前半では婆さんを撲殺して煮てしまうという
    狸は相応な罰を受けるべきなのだが、なにしろ現実感に
    乏しいので、後半になると、なんだか可哀想な狸という
    印象になってしまうのであろうか(^^)?