中国の8月貿易収支は前回の+430.3億USDから+602.4億USD3(680億3000万元)に改善しましたが
人民元建て輸出は前年同月比6.1%減、輸入は同14.3%減という内容で
大幅な輸入の減少が内需の弱さを示す結果になりました。
この発表を受け、上海総合指数は今日の安値を更新し、3000pt割れも視野に入る状況です。
また香港市場も一時マイナスに転じ、東京市場も連れ安する展開になっていますが
中国は外需偏重型経済から脱却するために内需拡大に踏み出したばかりですから
今後10年~20年低成長が続いても不思議ではありません。
つまり、これから先、中国に高い経済成長率を期待するのは所詮無理な話で
5年後の成長率は5%程度が妥当だという見方が正しいと思います。
それよりも足元の国内経済をしっかり見直すべきでしょう。
因みに今日、甘利大臣が
「設備投資が進まないのは経営者が決断しないからだ」という発言をされていましたが
それを言う前に、安心して設備投資に踏み切れるだけの政策を打ち出しているのか?
アベノミクスの三本の矢は絶対折れないと言えるのか?を自問自答すべきだと思います。
経済対策が金融緩和と公共投資だけならアベノミクスの存在意義は無いですから。。。
今頃こんなことを言っている様では、株価が下がるのは当然でしょうね。
とまあ口を開けばグチしか出ませんが
取り敢えず今は上海市場が後場持ち直すのを期待するしかありません。 ε=( ̄。 ̄;A フゥ…