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ウクライナ問題で追い込まれてるのはロシアである
ウクライナはソ連崩壊後、国民の多数が親欧米になった。
ソ連時代のくびき、チェルノブイリなどの問題もあり、ウクライナ国民はロシアから離れる道を選んだ。
プーチンが権力を強めて以降、ロシアはこの状況に対し、天然ガス供給での脅しなど硬軟両用の作戦で必死に巻き返しを進めてきた。
親ロシアの政権も樹立させた(ただし、直近の議会選挙については疑義がもたれてる)。
それなのに、ウクライナ国民のロシア離れの動きは止まらず今回の事態に至った。 軍を入れざるを得ない事態に至った。
欧米側が対抗して軍を出したら、ジ・エンドなので、ロシア軍の投入は一か八かのバクチである。
親ロシア政権の強権をもってしても、天然ガスの経済圧力をかけても、ウクライナのロシア離れは一向に止まらないのですから、今回の件で追い込まれてるのは、実はロシア側、プーチン側なのです。
で、追い込んでるのは欧米かと言うとさにあらず。
欧米はウクライナに対しほぼリップサービスだけでほとんど何もしてこなかったからです。
プーチンを追い込んだのはプーチン自身、ロシア自身の強権政治なのです(プーチンは軍事思考でしか世界を見てないから、それを理解できない)。
この強権政治はプーチン政権、ロシアの本質だから、プーチンがプーチンである以上、ロシアがロシアである以上、ウクライナのロシア離れは止まらない。
例え、今回も欧米がほぼ放置で、ロシアの強権支配が確立したとしても、です。
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これだけ有利な状況があるのに、ウクライナを救うべく、強権支配(自由経済への脅威)の広がりを防ぐべく、果断な措置を取れないオバマ政権は???です。
オバマ氏は局所的な議論、交渉には強いが、全体を俯瞰して戦略的にことを運ぶ頭がない(米中関係でもそう)。 弁護士の仕事を極めすぎてて、大統領職には不向きなヒトだと思う。
TPPなどの交渉役には適任かもしれないが、それすら経済が分かってないので頓珍漢な方向に行きそうである(自由化交渉というより、自動車などの保護貿易維持に走っているし、、、(--;)
大統領職には、前任ブッシュのほうがずっと適任であった。
ブッシュの失敗は、軍事のプロに軍事をゆだねなかったこと(米陸軍日系トップの更迭)。
要するに先進技術導入に固執しすぎ、軍の投入が過小になり、局地的パワーバランスの不均衡を起こしてしまったこと。 初期戦力の過小投入、その後の逐次漸増で敵側にやる気を持たせてしまったこと。 このため、イラク、アフガン駐留の長期化、激化を招き、米国民の厭戦気分を高めてしまったことがブッシュ政権最大の失敗。
今回のウクライナの件も、初期にガンガンと十分な軍を送り込めるか否かが勝負所です。
逆にロシアは軍をガンガン投入しないこと(欧米軍の急激増派を招くので)、ロシア系住民に武器を持たせて内乱に持ち込むことが(当座wの)勝利へのポイントになる。
しかし、ロシアが勝つほど、ウクライナ人の反ロシア意識は高まり、一方、ロシア系住民支配エリアは中長期的に経済低迷化していくので、最終的なロシアの敗北は確実です。 ロシアがロシアである以上、最終的敗北は回避できない(ロシアが変われば、欧米もロシアもウクライナも共に勝者になれるが、その可能性は当面高くない)。
つまり、市場原理(自由経済)にあらがう側が最終的、持続的な勝者になることはないということです。 それでは軍事・防衛、そして政治力の基盤たる経済が衰退するからです。
(話変わりますが、同様に民主党や自民守旧派(多数派)が政治的勝者になることもないです。 日本も兼業農家(公務員兼業多し)が支配する国である以上w、経済低落はとまらないから。 自民守旧派・民主党の票田、末端公務員には兼業農家出が多し。 公務員兼業規定の見直しを。 脱税する側が税務署員じゃまずいでしょ?)
(補足) ウクライナ問題で不測の戦争拡大が起きるとしたら、プーチンもオバマも国家指導者としては片輪なことに起因。 実はそうでなかった、というのが一番望まれるサプライズシナリオ。
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2件のコメントがあります
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jojuさん2014/3/21 19:51どうもです。ロシアなど発展途上国の感性では、軍事的勝利や領土拡大は、経済的利益よりも上位にあります。少々の経済的損失など我慢してしまうでしょうから、軍事目的を達成するまで、事態は長引く可能性低からずと見ます。で、その野望がどこまで広がるかは、欧米が軍事力をどの程度行使するか次第ではないでしょうか。
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gaspさん2014/3/17 08:35おはようございます。では、ロシアが経済的に苦しくなって落としどころを求めそれを欧米として承認するというシナリオしかないですね。だとしたら、承認できるシナリオ(落としどころ)が見つけられるかということがキーワードになりますね。なかなか難しいと言わざるを得ません。長期化することも視野にいれておきます。