元祖SHINSHINさんのブログ
GATT、WTO、TPPの歴史（今度の選挙は怖い）
途中まで読んで、つまらなかったので放置していたが、
よく考えてみると知らなくてはいけない、
通商についての教科書的な問題かと思われる。
★「誰も書かなかった世界経済の真実 ～地球経済は再び切り刻まれる～」
浜矩子著 952円+税 アスコム 2012.9.5.第一版第一刷
GATT→WTOに向かうにつれて、
参加加盟国が増えると同時に、
条件付きながら幅広い品目の関税が引き下げられ
交渉分野が広がっていき、
2001からのドーハラウンドでは、
扱われる分野が鉱工業製品、補助金・アンチダンピング、農業、サービス、
知的所有権、紛争解決処理、貿易円滑化、環境と広がったとされる。
（外務省ホームページより改変された図が、同書P.142にある）
ドーハラウンドより対象分野が広がったTPPに強気な経済人は、
こういうところをよく知っており、
これは交渉なのだからナントカなるとして、
例えば「TPPおばけ」という表現を前原氏も採ったものと思われる。
しかしながら、ここで安部芳裕氏や中野剛史氏が論壇に登場して、
TPPに潜むワナについて広く知られるところとなり、
浜矩子氏もスタンスはTPPを米国の戦略とみなして警戒した論調となっており、
自民党ですら今のところTPPには中立とされている。
小泉時代の改革というものが、
単なる旧田中派の追い出し、
そして日米改革要望書に従っていただけという構図が明らかになり、
民主党がいったんは政権をとったものの、
鳩山失脚・小沢追放劇という誰かの企んだ茶番により、
菅・野田を3.11は米国が計画した人工地震として脅して（国会でもこれが議論になった）
米国のイヌに仕立て上げ、今回に至ったわけだが、
自民党はここでTPPに中立というエサをまいて、
得票数を稼ごうという作戦なのだろう。
自民党が政権を取れば、またまた米国主導で、TPPは必ず遂行されると思われる。
一方で米国においては、
日本の右傾化を実は恐れている向きもあるという噂も流れているが、
どこまで真実なのか不明だ。
読売にてある米国ブレーンが、
「憲法９条を守るべきだ」と発言していて、驚いた。
自衛隊を軍隊にして米国の都合のいいように利用するのが狙いと思っていたので。
そういう風に思ってくれる米国人もいたということか？
それともこれはワナなのか？
若者は選挙に行かないというが、
もしも徴兵制が復活したら、
軍隊に行くのは自分達だという認識に欠けているのではないか？
捻じれた国会で、丁度イイのではないか？
何でもかんでも法案が大通しで、イイのだろうか？
選挙が終わった途端、自民+維新+民主などという
ふざけた連合に拍車がかかるのではないか？
そういうエゲツナイところまで読みこんで投票しないと、
本当に今まで以上に国民はバカを見ると思う。
＞小泉改革は日米改革要望書に沿った、、
これは事実無根ですね。
日本の国民益に沿った行動をしてきたと思います。
だから、小泉政権時代は景気上昇が続いた。
旧田中派の勢力が落ちたのは、小泉氏がやったことでなく、国民が選挙で落としたからそうなった。
そうでなければ、国の借金はもっと膨らんでましたね。
TPPに参加せず、日本だけ高関税をかけられれば貿易赤字が膨大になりますよ。
貿易赤字も膨大で借金も莫大になったら、どうするんですか？？
そういう見方もあるとは思いますが、
それだけが全てではないでしょう。
全部が全部、白黒着色できないのは、
理解しての発言です。
日本の借金問題の根底が、
米国債の購入にあるのが大きいのではないでしょうか。
橋本元首相や中川元財務大臣はこれに切り込んで、
米国に抹殺されたようなものです。
それも黒い眼をしたCIAもどきに。
日本だけが高関税をかけられるというリスクは、
浜矩子氏の著作に考察が詳しいです。
そうなった場合には、日本だけでなく
TPPブロック圏外の国々も高関税という流れになって、
またもや大戦になってしまうでしょう。
この辺のカラクリについて、
紹介した書籍を読んでいただければ、
そうしたトリックを看破できると思います。
FTAやEPAも絡んでくるスパゲティボウルの中身。
田中角栄氏のロッキード事件は、
彼が米国を無視した中で中国と国交正常化をして、
怒りを買い、キッシンジャーによりリークされたと、
本人が表明した書籍があるようです。
金権政治はよくないのだけど。
要は、「日本はアメリカの属国である」という認識があるかないかで、
色々な見方が変わるのではないでしょうか。
「貧困大国アメリカ」を書いた堤未果氏の考察は、
実質、日本医師会の見解として採用されています。
日比谷公会堂で行われた「医療と消費税」をいう講演では、
堤未果氏がメイン講師でした。
日本がアメリカの属国であり続けるというのなら、
読むと死にたくなってくる
この「貧困大国アメリカ」の内容をよく吟味して、
これから降りかかってくるであろう新規・変更法案の嵐に
晒されないといけません。
そして大事な法案が、国民に知られることなく淡々と
通っていくという恐ろしい様を知らないといけません。
最後に、そこまで小泉が日本に貢献したというのなら、
なんで彼は政界を引退したのでしょうか。
その裏側で何が起こったのでしょうか。
表に出てこない裏の世界って、
興味ないですか？
TPP圏外でも日本は自由貿易協定締結が遅れてますよね。
つまり、日本だけ高関税の図式になるのです。
リークがあったがなかったが分かりませんね。 角栄の自己申告ですからね。
そういう事実があったにせよ、その程度の外交戦は対中、対韓でもあるでしょうね。
そこから日本属国論に飛躍するのはおかしいですね。
単純に反米を煽っているだけで、国民益にはマイナスです。
角栄のような利権バラマキの政治家は、バラマキつながりで福祉バラマキの左翼と相性がいいから（だから村山政権が誕生したり、真紀子が民主党に走ったりする）、外交的には反米親中に凝り固まりやすい。
バラマキも反米親中も国民益に反してますね。
わかりにくくて、御免なさい。
キッシンジャーによる現代でのリークです。
日経新聞系の情報で目にしました。
もうかなり前です。
それから誰と仲が悪くなっても、
経済的には損をすると思いますが。
jojuさんのような見方も可能なのですが、
見方はそれだけではないでしょう。
ついでに、真紀子が民主党に走ったのではなく、
小泉が真紀子を陥れたのが先なので、誤解なきよう。
（彼女に色々と問題があるのは承知ですが）
あの時は同時に片山虎之助も、大臣を降ろされました。