あさっての投資家さんのブログ
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ストックオプションなんて大嫌い
(のっけから感情的になりそうですが)
私はストックオプションが好きではありません。
経営者の言い分は、経営陣や従業員に自社株を持たせることで、会社への貢献が増す、というものです。
しかし私の経験上、ストックオプションにより株を手にした人の大半は、利益確定のため比較的短期で株を売却するのです。
…そりゃそうですよね。格安価格で手に入れた株でさえ、元本割れをしない保証はどこにもないんですから。
これでは会社への貢献もなにもありません。
さらに株主とストックオプション所有者の利害は一致しません。
前者は下方リスクがあるのに、後者はそのリスクを避けるため、さっさと利益を取りに行く。
さらに悪い事に、ストックオプションが株の新規発行によるものであれば、株の価値はどんどん薄まり、長期保有者は損をし続け…
誰かこの憤りをわかってくれないか、と思っていたらバフェットがその事をもっと的確に指摘していました。
興味のある方は、書籍「バフェットからの手紙」を御覧下さい。
(この本をストックオプションを導入した経営陣に投げつけてやりたいものです)
ここでストックオプション反対運動でも起こしたいのですが、そこまで影響力も保有株数もないのが悲しいところ (ToT)
当面は株主総会に出る機会があったら文句を言う事ぐらいしかできませんね。
私の意見には賛否両論あると思いますが、
「あー、こういう考えのヤツもいるんだな」と、多少認識して頂ければ幸いです。
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ストックオプションについてさほど考えたことなかったのですが、
この日記を読んで「あー、そうだなー。」と納得しています。
ストックオプションが必ずしも目的どおりにならないということを経営者も心に留めておく必要がありますねー。
いつか経営陣にこの本を投げつけれるぐらいの株主なってやりたいもんですね!
新聞によると、アメリカでは既に問題になっていて、
企業や従業員、株主の犠牲により経営陣が高額の収入を得ている、と批判が上がっているそうです。
一例を挙げると、アップルのスティーブジョブズCEOがほとんどストックオプションにより約775億円(6億4700万ドル)の年収を得たそうです。
ヒドイ話です。
私達も気を付けなければなりませんね。