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秋子の退職(5) 24年9月23日(日)11時51分

 この作品を書いていて、読者から、「今の若者は、もっと真剣に生きている旨の意見があった。」その人にとっては、今の若者は、そんな無気力で生きていない。若者は努力しているし、苦労している。そんな目で、若者を見ないで欲しいということだった。それは、一応、最な意見で有ると思う。

 

 しかし、何か釈然としない「はい、その通りであります。」と言いきれない何かを感じる。それならば、秋子の会社の離職率が高いのは。どのように説明できるのかである。それは何か。このことで、明彦君はここ数日、ふっと考えている。

 

 その最も大きな要因は、その人の生きた時代背景や、その人、個人の生活環境が異なるからであるということであろう。社会の構造、あるいはその人の生活環境が、異なっているので、単純に比較できないからであろう。しかし、その社会の環境が異なっても、何時の時代にも、真剣に生きる人と、いわゆる、ぐうたらな人がいると思う。しかし、これだけでは、答えにならない。

 

 これもまた、いつもの明彦君の壁にぶつかった状態で、先に進めない状態になっている。

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2件のコメントがあります
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    堅実さん
    2012/9/23 18:01

    子育ておとうさんへ

     

    コメント、有難う、ございます。

     

    確かに、今の社会情勢まで、考える事はあります。

     

    この物語では、そこまで、踏み込んで、いければ良いと、思っております。

     

    だんだん固まってきたことですが、一応のところ、今の社会の問題を少し取り入れて、その生きずらい、今の社会の中で、鈴木明彦家の、秋子の悩み、そして両親の子供への心配の程度に、しておきたいです。

     

    試みとして、通常の小説では見られない、挿入をいれました。

    これは、少しずつ書いていき、それを見た、コメント欄があるから出来ることです。

     

    この小説では、デフレ経済の下で、いくら努力しても、どうにもならない、社会への批判ですが、この中に入れるのは、難しいです。しかし、何とか、採りいれてみたいです。

     

    9月23日(日」)17時59分

     

     

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    子育てお父さんさん
    2012/9/23 13:36

    こんにちは、堅実さん

     

    これは、小説の中で明彦さんが書いていたんですか?

     

    色々な背景があるのは間違いありません。

    家庭、会社、地域社会など様々な社会各層からの様々な思想的社会的縛りが無くなったこと。

    パラサイトシングルを支えるだけの経済力を持った豊かな高齢者層の存在。

    年功序列制度崩壊、職務給の拡大。正規雇用の大幅な減少。

    頑張りが報われない不安定な雇用制度及び給与。

    いくら頑張っても貧しさから抜け出せない。貧しい若者。

    結婚できない若者たち。

    世代継承さえも出来なくなるくらいアンバランスが拡大してきています。

     

    社会経済全体が成長していなければ恩恵はごく一部の人だけにしか行き渡らない。

    なぜ、自分たちが努力することで報われたのか、なぜ、今の若者は報われないのか。

    それを個人だけの責任と言うのは、あまりにもフェアじゃないと思いますが、主人公である明彦君は、そこまで理解できていないのでしょう。

     

    何とか明彦君にそれを理解するチャンスがあるといいんですが。