堅実さんのブログ
秋子の退職(7)24年9月25日(火) 20時30分
後になって考えた。あの時、そう販売店で、店長から聞いた話では、店長は、秋子には競争心があると言っていたが、明彦から見れば、秋子には、他人と比べて自分はどうのとか、他人と比べて負けてはいられないという気持ちは、無いと思っている。秋子の性格の特徴は、本当に我が道を行くという表現が適当であろう。
今の会社を内定してから、勤務場所の希望で、倉庫係を希望した。普通なら、女子が倉庫係など、希望しないであろう。会社の担当者だって倉庫係と聞いて、あれと思うだろう。普通、倉庫には希望しないから。
また、職捜しの時、金融機関を、親は薦めたが、秋子は「そんなとこ、いやだ。」と言って、がんとして受験しなかった。また、公務員試験はどうだと言ったら、公務員などなりたくないと言って、受験しなかった。要するに、世間に無知で己の考えで、今の会社を受験したのである。
それと、就職の準備というか、仕事に対する考えが、普通の人や就職活動をしている学生と異なり、全く違っていた。おそらく、学校では、就職のガイダンスをしていたと思うが、秋子は全く就職に関心が無かったようである。無頓着というか、履歴書に貼る顔写真でも、髪の毛を頭の天井で輪ゴムで縛った殿様みたいな写真だったと、聞いている。普通なら、履歴書に貼る顔写真は、少なくとも、頭の上を縛った写真を張り付けないであろう。
会社の面接試験で、女子事務員が秋子のことを、「写真とはだいぶ違っていますね。」と言ったそうである。秋子はそんな生き方をしてきたのである。
社労士の受験は、転職する場合に、無いよりはいいだろうということから、始めたものである。そしてその大元は、明彦の社労士の受験勉強にある。明彦は4、5年受験勉強をしたが、止めてしまった。もし、明彦の年齢が、もう少し若かったなら、40代ならば、続けていたであろう。明彦が、社労士を合格しても、その先のことを、考えると開業するには、年がとり過ぎたと、思ったからである。
堅実さん、こんばんは
気のせいかもしれませんが、矛盾がどんどん大きくなってきている感じがします。本当に小説として収拾が付くのか心配になってきました。
この後、いったいどうなるんでしょうか?
子育てお父さんへ 遅れまして。
コメント、有難うございます。
確かに、めちゃ、メチャの感じもします。
この間、ほぼ、作品が、出来あがりまして、少しずつ、載せようと思っております。
何と言っても、力量の無いのが、弱みです。
全体を、通して言えるのは、今の社会のメモです。
しかし、この作品は、やはり、つまらない作品かなと思って、おります。
9月29日(土) 10時42分