jojuさんのブログ
書評『韓国併合への道』(文春新書、呉善花)
★4つ(満点5)
韓国人(現在、帰化)に、日本の(比較的)正確な近代史を教えて貰うはめになる(日本人としては)恥ずかしい本。
近代教育の普及、識字率の劇的向上、日本本土からの多額の資金流入によるインフラ整備(半島経営は常に赤字で日本本土からの持ち出しばかり)、食料生産の増大、人口の2倍化、、、、韓国は日本との合邦でかくも発展しました。
そして、日本本土の税金で整備されたインフラ、日本人の個人資産は全て戦後韓国にタダ取りされた(日本本土の韓国人資産はそうなってない、、当然ながら)、、、日本と韓国は同一国家で戦争状態でなかったにも関わらず。
そういう事実が日本人自身から中々、出てこないのはホントに歯がゆい限りです。
日本では、反日左翼の威圧的宣伝で、普通の歴史研究が微妙な問題になり、あまり大仰にものを言えなくなっている(少なくとも一般向けには)。
日本の近代史について正確に書いたり言ったりすると干される、、、そういうとこが、日本のマスコミ業界、出版業界(漫画界含め)にはあるようです。
まさに、言論封殺、研究圧殺です。
本書について言うと、著者が日本と韓国の合邦を、併合と表現してる点には、若干違和感を覚えます。
日本との制度、教育の統一や日韓王族の通婚、朝鮮貴族の日本貴族化など、成された事実からすると、歴史的に見て併合でなく、やはり合邦なのです(オーストリア=ハンガリー連合帝国と類似)。
また、戦後の韓国の反日運動、歴史ねつ造が、当初は米国帰りの李承晩政権によって成されたものの、親日の朴政権(戦前は日本陸軍将校)に転覆されて以降は、むしろ、日本の反日左翼の積極的働きかけで成された経緯も書かれていない(韓国の左翼運動と、日本の反日左翼は連動性が高い)。
それらが本書を★5つでなく、4つとした理由(日韓史についてはカルト化してる韓国同胞にボコボコにされながら書いたことを思えば★10でも良いくらいですが、、)。
ちなみに、呉さんの本よりずっと前に、『韓国人の反日、台湾人の親日』という本(現在絶版、図書館にてどうぞ)が、黄文雄という台湾人によって書かれています。
これも戦前の日中関係、日台関係、日韓関係を知る上で参考になる本。 労作です。
ただ、黄さんは、右翼的、天皇崇拝的な方々との接点が増えており、最近の言説はちょっと過激かも、です。
日本の言論界、文壇では、依然、反日左翼が多く(ほんとの民主主義勢力が極めて薄い)、正しく歴史的事実を語ろうとする人間は自ずと、右方向に追いやられることになるのです。 悲しいことですね。
-
タグ:
同様の書籍は多数日本で販売されていますが、いまだに「日韓併合」の公平な時代背景を下敷きとした知識が日本人の多くにはありません。
おまけに韓国まで行って反日活動をする日本人(政治家なども)もいるぐらいですから。
これには日本国に住む怪しい政治家なり人物が多くいることも関連はしていますが、少なくとも日本を不法に賤しめる外国の言動には厳しく政治家、外務省は激しく抗議しなくてはいけないですね。
どうもです。
融和主義=事なかれ主義=政治的怠慢、、を平和的と勘違いしている国民が多い状況では、それに悪のりして怠慢な政治家、外務官僚が跳梁跋扈します。
外国との付き合いでは押し合い、へし合いによってしか、平和は保たれず、一方的融和姿勢では、却って、舐められまくって、争いごとが増えるだけなのですが、日本の場合、国内との落差があまりに大きいので、それが分かっていない。
外国のように国内的にも押し合い、へし合いが激しい国では、その延長で外交が出来ますが、日本では国内・外交のダブルスタンダードが必須です。
国内が比較的融和的だからこそ、無駄な争いもなく、平和で効率的な状態が保たれてるのですから、ダブルスタンダードを身につけられれば鬼に金棒なのですが、、、。