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目的地のない旅
私は投資には、何のためにという目的、いつにいくらという期限が必要だと考えています。
何故ならこれが無いと、ただ漫然とお金を増やすだけの行為に終始してしまうことに成りかねず、いくら稼いでも、これで充分だと満足することがないからです。満足することが無ければ(減ることが我慢できないので)、増えたお金を有効に使うことも出来ず、結果、宝の持ち腐れになってしまいかねません。
私は昔、バイアンドホールドを信条とする長期投資家でした。
その頃は、証券会社の手数料が売買代金の1.1%(100万円の取引で何と1.1万円!しかも片道。)もかかり、リアルタイムで取引できないため、簡単にサヤ取りできる状態ではありませんでした。また資金も乏しく、売買タイミング、銘柄選びは、今とは比べ物にならないほど真剣に、そして慎重に行っていました。銘柄選びさえ間違えなければ、変動はあるものの株価は上昇するものと信じていました。
事実しばらく株価は上昇しましたが、その考えはバブルの崩壊により、無残にも打ち砕かれることになります。なんと日経平均は最高値の1/3以下、私の持ち株も購入時の約1/2まで下落してしまったのです。
とりたてて投資のために目的はもっておらず、ただ漠然とお金を増やしたいと考えていた私は、利食いせず、持ち株をホールドしてしまっていたため、大きな痛手を受けました。(ちなみに最初に購入した株を今、持ち続けていたとしても約30%の利益しかでていないことになります。20年以上ホールドしてです。※)
市場は、私たちの思い通りには動いてくれません。また、動いてくれたとして、それが何時になるのかは全くわかりません。だからこそ、私たち個人々がしっかり目標をもって収益をコントロールしないといけないと思います。
目的地のない旅は、決して何処にも辿り着きません。ただ流れに身を任せるだけの投資になってしまってはいけません。
※その企業は現在、超一流企業となっており、昨年度過去最高益を更新しています。余談ですが、このことからも銘柄選択よりも購入時期、購入価格がいかに重要かがわかると思います。
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タグ:
今がバブルか底か、踊り場か。
現状は日本もアメリカもインフレに傾きつつあると考えているので、じっくり選別して購入というスタンスをとっています。
今後の方針に向けて参考にさせて貰います。