エコカー補助金の終了が間近に迫り、自動車各社の新車購入者への優遇策が広がっているようです。
富士重工業とマツダは、補助金申請が間に合わなかった購入者に相当額を還元し、フォルクスワーゲン（ＶＷ）など輸入車各社も、エコカー補助金終了後の補助策を充実させているそうです。
新車販売はエコカー補助金の後押しで、前年比５割以上の増加が続いているそうですが、補助金が打ち切られれば反動減は必至で、各社とも独自に対策を取り、販売の急減を避けようと懸命のようです。
富士重工は、補助金終了時までに成約した新車購入者に、最大で10万円の現金を還元するサービスを導入しているそうです。
マツダも、今月末までに成約した登録車のうち、エコカー補助金の支給を受けられなかった購入者に相当額を補填するそうです。
ホンダ系列の一部の店舗では、期間限定の補助金の補填の実施を急遽決めるなど、駆け込み需要の取り込みに躍起のようです。
ＶＷも今月に入り、もともと補助金対象車が多い「ゴルフ」２車種について、８月末までに購入した場合、補助金終了後でも10万円を還元する施策を始めたそうです。
４月からほぼ全車種を対象に、15万円のキャッシュバックを導入していたボルボ日本法人は、７月からこの金額を20万円に引き上げたそうです。
１～６月の国内の新車販売は、前年同期比53％増の294万台超と大幅に増加しており、外国メーカー車も、前年同期比24％増の11万８千台超に達したそうです。
この販売を下支えしているのが、一定の燃費基準をクリアした登録車の購入に10万円、軽自動車に７万円を補助するエコカー補助金で、自家用車2747億円の予算のうち、申請額は12日時点で2017億円に達したそうです。
スバルは、スギちゃんが出ているCMでＰＲしていますね。
