socialcolorさんのブログ

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人の器(過ちを認める勇気)

少し前になりますが、次世代DVD規格争いから東芝が撤退を表明しました。
東芝を率いる西田社長は、これ以外にも、6000億円を投資して米国ウェスチングハウスの買収、フラッシュメモリに代表されるLSI事業への1兆円に上る大規模投資、有機EL事業の見直し(後退)とシャープとの提携による液晶関連事業の分業化とLSIの大口、安定需要先の確保など、「攻めるべきは攻める、引くべきは引く」といった決断を行い、経営トップの果たすべき役割を存分に果たしています。
周りを見渡せば、農薬入りギョーザ問題で自国の国民の生命が危機にさらされたにも関わらず、大国にモノ申せない首相、負けが見えているにも関わらずシャープに遅れて液晶事業にも3000億円もの投資を行う、某社のサラリーマン社長と保身優先、何事も事なかれで先送りの優柔不断なトップが多い日本では、異色の存在です。(それではいけないのですが。)
誰にも間違いや判断ミスはあります。問題は、それを認識したときに素直に認められるかどうか、速く方向修正できるかどうかです。
言うは容易いのですが、これには大きなリスクと困難が伴い、大変な勇気と決断が必要であろうことは容易に想像できます。
ここに、人の度量、トップたるべきものの器というものについて改めて考えさせられました。
4件のコメントがあります
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    goldfingerさん
    2008/3/2 11:27
    socialcolorさま

    確かに、攻めるときより、引く決断は凄く難しいことだと思います。社長は他の2分野にかなりの自信と綿密な計算があるのだと思います。

    また、いろいろな事件についてのマスコミの報道も一斉に同じ批判ばかり。もっと、日本の良い部分の報道もしっかりして欲しいのですが。(まあ、話題性から視聴率がとれなければいけないということが一番なのでしょうが)

    これからが投資家としての本質が問われる厳しい時代。
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    こんにちはーsocialcolorさん

    いつもいい日記読ませてもらっています(^^ゞ
    >問題は、それを認識したときに素直に認められるかどうか、速く方向修正できるかどうかです。

    素直に認めることがなかなか難しかったりしますよねー(^^ゞ
    俺も投資で失敗したりしたら
    「やっちゃったー」って感じの日記になりますけどね。(笑)

    早く修正!さらにはそれをバネにできれば、
    大きな成長になるのではないかと考えますし!
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    ヨッシーさん
    2008/3/2 13:21
    socialcolorさん、こんにちは。

    過ちを犯したと分かった時にそれを認めて修正する勇気は確かに人間の器を示すものですね。でも、それ以上に相手方がそういう人を少しでも思いやる気持ちを持っていれば、その方がさらに器が大きいと思います。次世代DVDの勝ち組もやったやったばかりでは、社長の器はたかがしれているかもしれません。

    私自身も人間の器という意味ではいろいろ考えさせられます。たまに何て器の小さい人間なんだろうと思うこともありますからね。仕事でも相場でももう少し器の大きい余裕のある人間になりたいですね。
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    Tanpanさん
    2008/3/2 15:29
    こんにちは^^

    東芝は確か当初はHDDVDを欧州のみで縮小しながらも継続する声があって、それを社長さんがそんな中途半端な事では駄目だって全面撤退になったのでしたね~。

    社長業って大変でしょうがやはりトップの資質って必要ですよね。
    資質を持った人間がトップに立てるような制度って構築できないものかなぁ??^^

    こないだの護衛艦と漁船の衝突事故に見るように組織としての資質も問われるのかなぁ?って思いますね。。。
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