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後場注目3つのポイント~日経平均は権利落ち分の吸収がポイント
本日29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日ぶり反落、権利落ち分の吸収がポイント
・日経平均下落の影に隠れるも、ドル・円とクロス円の円安が進行
・後場のチェック銘柄:後場も材料株・テーマ株の動向に注目
■日経平均は4日ぶり反落、権利落ち分の吸収がポイント
日経平均は4営業日ぶり反落となり、57.24円安の10939.13円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終了。ただ、権利落ちが約73円となるため、権利落ちを考慮すると若干ではあるがプラスで推移している状況である。EU首脳会議でギリシャ支援策が合意されたことから、その他金融や銀行など金融セクターの一角がしっかり。実質新年度相場入りによる先高期待から証券も堅調。ただ、医薬品が下落率トップなど配当落ちによる影響が大きいため、セクターなどによる明確な物色が表れているわけではない。日経平均は10900-10950円レベルでのこう着が続いており、引き続きこう着感の強い相場展開である。東証1部の騰落銘柄は値上り543に対して値下り975、変わらず133と、値下り数が全体の6割近くを占めている。
配当落ちによる影響から値下り数が全体の6割近くを占めているが、一部のテーマ株や低位材料株、新興市場の中小型株などに強いものが目立っており、物色意欲の強さがうかがえる。日経平均がプラスに転じて配当落ち分を埋めてくるようであれば、主力処を中心に強い動きをみせてくる可能性はある。しかし、落ち分を吸収できないと、例えプラスとの見方でも心理的には盛り上がりに欠けることになり、物色としては動きの良い材料株や中小型株での値幅取りが中心となろう。
なお、野村アセットマネジメントの日本株に投資する単位型ファンド「野村日本割安好配当株投資1003」が明日30日に設定される。市場観測では「300-400億円程度の設定になりそうだ」との見方も出ているもよう。三菱UFJ、NTTドコモ、NTT、キヤノン、任天堂、三井住友FG、武田、東電、みずほFG、KDDIなどには、明日の組み入れを意識した押し目買いなどがみられる可能性がありそうだ。
■日経平均下落の影に隠れるも、ドル・円とクロス円の円安が進行
ドル・円は92円70銭付近まで上昇。ユーロ・ドルが1.3418ドルまで下落しており、全般的にドル買い優勢の展開。ドル・円には、93円00銭には引き続き本邦輸出企業・投資家のドル売りオーダーが控えているもよう。ユーロ・円は124円50銭付近で推移しているが、125円前後では本邦勢の売りが強まる可能性がある。
12時20分現在のドル・円は92円65銭、ユーロ・円は124円51銭、ポンド・円は138円27銭、豪ドル・円は84円10銭付近で推移している。今後の動向については、夕方まで経済指標などの材料がないことから、米国の雇用環境改善期待に伴うドル買いの動きを見極めつつ、欧州勢参入待ちとなる。
■後場のチェック銘柄
・権利落ち分の吸収がポイント
・後場も材料株・テーマ株の動向に注目
・高配当銘柄には投信設定期待も
☆投信設定期待銘柄☆
武田薬品
キヤノン
任天堂
三菱UFJ
三井住友FG
みずほFG
NTT
KDDI
NTTドコモ
東電
☆機械系材料株動向☆
ツガミ
津田駒
OKK
☆テーマ銘柄動向☆
KIMOTO
TOWA
ポラテクノ
ザイン
■後場のイベントスケジュール
<国内>
16:00 平野官房長官、定例記者会見
17:00 小沢民主党幹事長、定例記者会見
<海外>
17:30 英・2月消費者信用残高(予想5億ポンド、1月5億ポンド)
《KO》
株式会社フィスコプレイス
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