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日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の3万8830円(-0.30%)前後で推移。寄り付きは3万9200円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9170円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後にナイトセッションで付けた3万9290円まで買われたが、これを超えることができず、買い一巡後は持ち高調整とみられるロング解消の動きが優勢となった。持ち高調整の動きが続くなか、終盤にかけて下落に転じた。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの+2σ(3万9300円)が上値抵抗として意識される格好となった。TOPIX先物は寄り付き後ほどなくして下落に転じており、6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を控えるなか、早めの持ち高調整に向かわせたようである。とはいえ、予想外の弱さであり、朝方のヘッジ対応のロングから一変、ヘッジのロングを外す形でのショートが意識されてきた。また、終盤にかけての下げにより、13週移動平均線(3万8810円)を割り込んできており、神経質にさせそうである。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などが日経平均株価を支えるなか、ショートを仕掛けてくる動きは強まらないだろうが、様子見姿勢に向かわせよう。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.17倍に上昇した。14.13倍に位置する200日線を突破し、一時14.21倍まで上昇しており、5月23日以来の水準を回復。NTショートを巻き戻す動きが強まりやすいほか、ヘッジ対応からもNTショートに傾きそうである。
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