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日経225先物は11時30分時点、前日比330円高の3万8850円(+0.85%)前後で推移。寄り付きは3万8980円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8965円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まり、現物の寄り付き直後には一時3万9070円まで買われる場面も見られた。買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の動きや、節目の3万9000円回復による戻り待ちのショートもあり、3万8850円~3万9000円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけては持ち高調整とみられる動きにより、3万8820円まで上げ幅を縮めた。
日経225先物は、買い一巡後は上げ幅を縮小、終盤にかけては75日移動平均線を下回り、ランチタイムでは13週線(3万8790円)辺りでの攻防をみせている。節目の3万9000円回復で目先的な達成感は意識されやすいものの、13週線を下回っての推移が続くようだと、後場はややショート優勢の動きが警戒されてきそうだ。ただし指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの強い値動きにより、13週線での底堅さを見極めつつ、押し目を狙ったロング対応から、カバー狙いのスタンスを想定しておきたい。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.05倍に上昇した。東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均型をけん引する形となった。25日線が位置する14.04倍を上回ってきており、同線での底堅さがみられるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まりやすいだろう。
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