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ファーストリテイリングのニュース
大阪12月限
日経225先物 47550 -880 (-1.81%)
TOPIX先物 3167.5 -42.0 (-1.30%)
日経225先物(12月限)は前日比880円安の4万7550円で取引を終了。寄り付きは4万7740円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万8025円)を下回る形で、売りが先行した。直後につけた4万7680円を安値に押し目狙いのロングが入り、前場中盤にかけて4万8180円まで下げ幅を縮める場面もみられた。ただし、ロングの動きは強まらず、前場終盤にかけて再びショートが入り、4万7900円辺りで保ち合いを継続。後場の取引開始後に朝方につけた安値を割り込むと、その後も終盤にかけて下げ幅を広げ、一時4万7510円まで売られた。
前場中盤に4万8180円まで下げ幅を縮めた後は、じりじりと下げ幅を広げる動きになった。終盤にかけてボリンジャーバンドの+1σ(4万7490円)を下回り、市場心理を神経質にさせた。アドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]の弱い値動きが日経平均株価の重荷になったが、セクターをみると保険、銀行、証券の弱さが目立っていた。米地銀の信用不安を背景に、国内でも金融株に売りが波及した影響が大きかったようだ。
また、米地銀の信用リスクが高まったことにより米長期金利が低下し、為替市場では円相場が1ドル=149円台と円高に振れたことも重荷になった。来週に予定される首相指名選挙において、高市首相の誕生を見極めたいとする持ち高調整の動きもあったとみられるが、米地銀の信用リスクの影響が不透明であることが、リスク回避姿勢を強めやすかったのだろう。
ボリンジャーバンドのバンドは上向きで推移しており、+1σはナイトセッションで4万7590円に上昇。日経225先物はナイトセッションで4万7120円まで売られる場面もみられており、同バンドを早い段階で上回ってこないと、ショートを誘う可能性が高まりそうだ。25日移動平均線(4万6110円)が射程に入ってくることも考えられ、まずは米国市場の落ち着きを見極めたい。
もっとも、高市首相が誕生するようだと、改めて政策期待を背景に高市トレードが再燃するとみられ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へ資金が集中するだろう。さらに、再来週にはトランプ米大統領の来日も予定されていることで、防衛関連株への物色なども意識されやすく、先物市場では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で15.01倍に低下した。朝方に15.00倍まで下げた後は15.07倍まで戻す場面もみられた。ただ、後場に入り値がさハイテク株の一角が売られ、日経平均型を押し下げるなかで、NTロングを巻き戻す形になったようだ。目先的には15.00倍辺りで底堅さがみられるかを見極めたい。
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万8241枚、ソシエテジェネラル証券が1万2957枚、サスケハナ・ホンコンが4238枚、SBI証券が2969枚、JPモルガン証券が2459枚、バークレイズ証券が2173枚、野村証券が1700枚、ゴールドマン証券が1464枚、日産証券が1293枚、松井証券が1283枚だった。
TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万0013枚、ソシエテジェネラル証券が1万9436枚、JPモルガン証券が6340枚、サスケハナ・ホンコンが2760枚、モルガンMUFG証券が2680枚、ゴールドマン証券が2326枚、ビーオブエー証券が1505枚、野村証券が863枚、UBS証券が701枚だった。
株探ニュース
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