タキヒヨー、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は20円減配

　タキヒヨー <9982> が1月12日大引け後(18:00)に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は3億9900万円の赤字(前年同期は4億8300万円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が9億4000万円の赤字(前期は100万円の黒字)に転落する見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した12-2月期(4Q)の連結経常損益は5億4100万円の赤字(前年同期は4億8200万円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は20円(前期は40円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比46.8％減の2億3300万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の2.3％→1.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結業績予想修正の理由　　2021年２月期の業績予想について、新型コロナウイルス感染症拡大による当社業績への影響を合理的に見通すことが困難であったため未定としておりましたが、本日公表の第３四半期の実績を踏まえ、現時点において入手可能な情報や予測等に基づき、業績予想を算定いたしました。　2021年２月期の売上高は、主力のアパレル・テキスタイル関連事業の減収により50,300百万円（前期比16.5％減）に止まり、営業損益は1,140百万円の損失（前期は103百万円の損失）、経常損益は940百万円の損失（前期は１百万円の利益）、親会社株主に帰属する当期純損益は1,240百万円の損失（前期は45百万円の利益）となる見込みです。　個別業績予想修正の理由　 連結業績予想と同様の理由により修正いたします。

　配当予想の修正の理由　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と認識し、業績の動向、配当性向、内部留保等を総合的に勘案して、積極的かつ安定した配当を継続することを基本方針としております。　上記の基本方針及び2021年２月期の業績予想に基づき、期末配当予想につきましては、前期実績の20円から10円減配し、１株当たり10円とさせていただく予定であります。これにより、年間配当は、前期実績の40円から20円減配し、１株当たり20円となる予定です。役員報酬の減額　2021年２月期の業績予想および配当予想を踏まえ、本日開催の取締役会において、下記のとおり役員報酬の減額を行うことを決議いたしましたので、お知らせいたします。　また、同日開催の監査等委員会においても監査等委員である取締役報酬の減額を決議いたしましたので、あわせてお知らせいたします。（１）取締役（監査等委員である取締役を除く）報酬減額の内容　　 代表取締役 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　月額報酬の20％を減額　　 取締役（社外取締役を含む）　　　　　　　　 　　 　　月額報酬の10％を減額 （２）監査等委員である取締役報酬減額の内容　　 監査等委員である取締役（社外取締役含む）　　 月額報酬の10％を減額（３）対象期間　　 2021年１月から2021年２月までの２か月間