東京株式（前引け）＝続落、中国懸念など背景にリスクオフの流れ継続

　９日前引けの日経平均株価は前営業日比２１８円８１銭安の２万３５６４円９１銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は７億５６２９万株、売買代金概算は１兆３９２９億円。値上がり銘柄数は３７５、対して値下がり銘柄数は１６８１、変わらずは５３銘柄だった。

　きょう前場の東京市場はリスクオフの流れが継続した。前日の米国株市場ではＮＹダウが後半切り返し反発したものの、ハイテク株比率の高いナスダック指数などが軟調で、米長期金利の上昇に対する警戒感が強い。また、前日に急落した中国・上海株指数は下げ止まっているものの依然として不安定な動きで、東京市場でも海外投資家を中心に目先は買い手控えムードに。前引け時点で東証１部全体のほぼ８割の銘柄が下落している。

　個別ではソフトバンクグループ<9984.T>、任天堂<7974.T>などが安く、キーエンス<6861.T>も値を下げた。東京エレクトロン<8035.T>、ＳＵＭＣＯ<3436.T>なども下落。アルテック<9972.T>が急落、古野電気<6814.T>、スルガ銀行<8358.T>も大幅安。半面、ファーストリテイリング<9983.T>が堅調、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>も上昇した。システムインテグレータ<3826.T>、大阪有機化学工業<4187.T>が大幅高、アドヴァン<7463.T>も物色人気となった。

出所：minkabuPRESS