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ダイセキのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/01/10 05:30

ファーマF <2929>  1,157円 (+148円、+14.7%)

 東証プライムの上昇率トップ。ファーマフーズ <2929> [東証P]が急反騰。前週末5日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を110万株(発行済み株数の3.80%)、または10億円としており、取得期間は1月9日から24日まで。同社では現在の株価水準はディスカウントされている状況であるとみており、適正な株主価値の実現を図ることを目的に自社株買いを実施するとしている。

リケンNPR <6209>  2,666円 (+308円、+13.1%)

 東証プライムの上昇率2位。リケンNPR <6209> [東証P]が5日続急騰。5日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、投資会社のMI2(東京都渋谷区)と共同保有者によるリケンNPR株式保有割合が5.05%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが流入したようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うことで、報告義務発生日は23年12月25日。

コメ兵HD <2780>  4,590円 (+530円、+13.1%)

 コメ兵ホールディングス <2780> [東証S]が急反騰。9日午前11時ごろ、2023年12月度の月次売上高を発表。前年同月比54.6%増と高い伸びを示したことから、これが評価され買われた。免税売上高比率は15.2%(11月度は13.3%)だった。12月25日まで「Christmas SALE」を開催した。

オプティム <3694>  932円 (+98円、+11.8%)

 東証プライムの上昇率6位。オプティム <3694> [東証P]が6日続急騰。スマートフォンやパソコンなど端末デバイスの管理・運用サービスを法人向けに展開している。ネットワークカメラを活用してリアルタイムで画像解析ができる「OPTiM AI Camera」がエッジAIの戦略商品として期待が大きい。足もとの業績は好調を極めており、24年3月期営業利益は前期比11%増の19億3900万円と2ケタ成長で3期ぶりの過去最高益更新を見込んでいる。また、同社の場合、収益の書き入れ時が下期に偏る傾向があり、通期業績は更なる上振れの公算もある。

ディーエヌエ <2432>  1,511.5円 (+126.5円、+9.1%)

 東証プライムの上昇率10位。ディー・エヌ・エー <2432> [東証P]が急反発。前週末5日の取引終了後、持ち分法適用関連会社でタクシー配車アプリを手掛けるGO(東京都港区)が株式上場に向けた準備を開始すると発表。これが買い材料視された。ディーエヌエは2023年12月末時点でGO株を25.75%保有している。上場の予定時期、市場などについては未定。

セリア <2782>  2,670円 (+195円、+7.9%)

 セリア <2782> [東証S]が4日ぶり急反発。同社は5日取引終了後、23年12月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比2.7%増となり、2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。既存店の客単価は同0.7%減となったが、客数が同3.4%増と4ヵ月連続でプラスとなったことが寄与した。なお、全社ベースの売上高は同7.0%増となった。

ダイセキ <9793>  4,235円 (+300円、+7.6%)

 ダイセキ <9793> [東証P]が急反発。前週末5日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を660億円から680億円(前期比16.0%増)へ、営業利益を142億円から148億円(同16.4%増)へ、純利益を88億円から92億円(同6.1%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から36円へ上方修正したことが好感された。子会社ダイセキ環境ソリューション <1712> [東証S]が手掛ける土壌汚染処理関連事業で、継続して高付加価値案件の受注やコンサルティング営業に注力したことにより、中京・関東・関西エリアでの大規模土壌処理案件が業績に大きく貢献した。なお、年間配当予想は66円(前期60円)になる。同時に発表した第3四半期累計(3-11月)決算は、売上高536億1500万円(前年同期比21.7%増)、営業利益119億4400万円(同21.5%増)、純利益73億9800万円(同11.2%増)だった。

サイゼリヤ <7581>  5,480円 (+330円、+6.4%)

 サイゼリヤ <7581> [東証P]が続急伸。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比23.4%増と26ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同19.9%増と牽引。客単価も同2.9%増と上昇した。なお、全店売上高は同21.8%増だった。

マネックスG <8698>  739円 (+42円、+6.0%)

 マネックスグループ <8698> [東証P]が3日ぶりに急反発。その他、セレス <3696> [東証P]も急反騰となった。足もとで ビットコイン価格が上昇基調を強めており、前日8日には1BTC=4万7000ドル近辺まで急伸し昨年来高値を更新した。近く米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認するとの思惑が高まっていることが背景にある。ビットコイン取引活発化への期待から、仮想通貨(暗号資産)交換業を手掛ける両銘柄に買いが入った。

F&LC <3563>  2,978円 (+142.5円、+5.0%)

 FOOD & LIFE COMPANIES <3563> [東証P]が3日ぶり急反発。5日に発表した12月度の月次情報で、国内「スシロー」ブランドの既存店売上高が前年同月比25.4%増の大幅増となり、6ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同25.2%増と大幅に増えたことが牽引。一方の客単価は同0.1%増だった。なお、全店売上高は同26.9%増だった。

サッポロHD <2501>  6,741円 (+322円、+5.0%)

 サッポロホールディングス <2501> [東証P]が4日続急伸。足もとで株主構成における思惑が同社の株価を強く刺激したようだ。同社は前週末5日に、シンガポールの投資ファンドで“物言う株主”として知られる3Dインベストメント・パートナーズが同社の筆頭株主となったことを発表、これが株価上昇を後押しする格好となった。23年12月期の同社の業績は売上高、利益ともに増加を見込んでいるが、収益力に課題があり、3Dインベストメントは「純投資及び(状況に応じて)経営陣への助言、重要提案行為を行う」ことを保有目的に掲げており、先行き収益力強化に向けた期待感が投資資金を誘引しているもようだ。

富士ソフト <9749>  6,310円 (+290円、+4.8%)

 富士ソフト <9749> [東証P]が大幅高で3日続伸。前週末5日の取引終了後、米運用会社のファラロン・キャピタル・マネジメントが富士ソフト株の買い増しを続けていたことが判明し、思惑買いを誘ったようだ。ファラロンの保有比率は6.53%から8.66%に上昇した。保有目的には「純投資及び建設的な対話(エンゲージメント)を通じた中長期的な企業価値向上(状況に応じて重要提案行為等を行うことを含む)」と記載している。報告義務発生日は2023年12月26日。

JINSHD <3046>  4,840円 (+220円、+4.8%)

 ジンズホールディングス <3046> [東証P]が5日ぶり大幅反発。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比11.4%増と2ヵ月ぶりの2ケタ増となり、11ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。12月は、世界最高水準屈折率の両面非球面レンズ「JINS 極薄レンズ」をはじめとしたオプションレンズの装着率が上昇したほか、自宅での使用を提案した“おうち時間に着替えるメガネ”「JINS HOME」が売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同14.0%増だった。

任天堂 <7974>  7,538円 (+315円、+4.4%)

 任天堂 <7974> [東証P]が大幅続伸。米CNBCが7日付で、年内に新たなスイッチコンソールをリリースする可能性が高いと報じており、好材料視された。

Uアローズ <7606>  1,907円 (+62円、+3.4%)

 ユナイテッドアローズ <7606> [東証P]が3日ぶり大幅反発。前週末5日の取引終了後に発表した23年12月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比1.9%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の影響で冬物アウター、マフラー、手袋などの防寒グッズの売り上げは鈍かったものの、VIPを中心としたセール売り上げが伸長した。なお、全社売上高は同1.1%増だった。

青山商 <8219>  1,531円 (+44円、+3.0%)

 青山商事 <8219> [東証P]が大幅反発。9日午前10時30分ごろに発表した12月度の月次売上高(速報)で、ビジネスウェア事業の既存店売上高が前年同月比7.9%増となり、2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同5.8%増、客単価が同2.0%増とそれぞれ増加しており、スーツを中心に堅調に推移したという。なお、全店売上高は同6.8%増だった。

Mラインズ <3901>  3,035円 (+79円、+2.7%)

 マークラインズ <3901> [東証P]が反発。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の「情報プラットフォーム」契約企業数が、前月比31社増の5174社となり、顧客基盤が順調に拡大していることが好感された。「情報プラットフォーム」は、世界で運営する自動車産業のポータルサイト。主力は世界の自動車生産・販売、技術、部品などの情報をインターネット上で検索でき、また自社製品を完成車メーカーや部品メーカーにPRできるオンライン情報サービスで、国内外の完成車メーカーや部品、材料メーカーなど、自動車産業のサプライチェーンを形成する企業に採用されている。

SBG <9984>  6,242円 (+162円、+2.7%)

 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が続伸。SMBC日興証券は5日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を7500円から8000円に引き上げた。昨年12月26日に発表したTモバイルUS 株の無償取得を織り込んだほか、その他の主要保有株の9月末から12月末への変動、および為替変動を織り込んだ。24年はTモバイルUS株の売却など株価評価改善につながるエグジットイベントが予想されることから投資評価「1」を継続している。

ハイデ日高 <7611>  2,987円 (+75円、+2.6%)

 ハイデイ日高 <7611> [東証P]が5日続伸。朝方の売り物をこなして切り返すなど、頑強な動きとなった。前週末5日の取引終了後、配当予想の修正を発表。これまで12円としてきた期末配当予想を6円増額して18円とする。年間配当予想は中間期の記念配当5円を含めて35円(前期は24円)となった。あわせて発表した24年2月期第3四半期累計(3-11月)の単体決算は、売上高が前年同期比30.9%増の360億9500万円、経常利益が同87.2%増の37億7800万円となり、これらを好感した買いが株価を下支えしたようだ。同社は12月度の売上高速報も公表。既存店売上高は前年同月比19.0%増となった。

クスリアオキ <3549>  3,427円 (+86円、+2.6%)

 クスリのアオキホールディングス <3549> [東証P]が3日続伸。前週末5日の取引終了後、愛媛県を中心に食品スーパーを展開するママイ(愛媛県四国中央市)株式の33.4%を取得し持ち分法適用関連会社化するとともに、岐阜県でホームセンター1店舗を展開するウッドペッカー(岐阜県関ケ原町)が運営するホームセンター1店舗を譲受すると発表しており、好材料視された。ママイの持ち分法適用関連会社化は、クスリアオキにとって新規エリアとなる四国地方において、食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えとドラッグストアの持つヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、また処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせることで、地域の顧客に利用しやすい店舗を作ることが狙い。また今後、ママイをグループに迎えるための準備ともしている。一方、ウッドペッカーからの事業譲渡は岐阜地区におけるドミナントを強化することが狙いとしている。なお、両件による業績への影響は精査中としている。同時に、12月度の営業速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比11.0%増と増収基調が続いた。

※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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