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ダイセキのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/12/17 05:30

大阪油化 <4124>  1,920円 (+400円、+26.3%) ストップ高

 大阪油化工業 <4124> [東証S]がストップ高。前週末13日取引終了後、ダイセキ <9793> [東証P]から完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格を1株3201円としており、これにサヤ寄せする格好となった。リサイクル技術の向上やリサイクルニーズへの対応、半導体産業への対応強化といったシナジーを見込む。買い付け予定数は104万4094株(下限65万5300株、上限設定なし)、買い付け期間は12月16日から来年2月3日まで。TOB成立後に大阪油化株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は13日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。

DWTI <4576>  130円 (+26円、+25.0%)

 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> [東証G]が続急騰。16日午前11時30分ごろ、第一工業製薬 <4461> [東証P]とドライアイ治療薬創製に向けた共同研究契約を締結したと発表しており、好材料視された。一工薬が合成技術を基盤とした創薬技術を生かして化合物の合成を担当するほか、DWTIは自社の眼科領域での評価技術を生かして薬効薬理試験などを行い、化合物のドライアイ治療薬としての可能性を検証する。共同研究によって得られる技術的成果や知的財産権は両社が共有し、また共同研究の終了後も、更なる研究開発や次段階の協業に向けて協議する予定としている。

アシロ <7378>  1,551円 (+300円、+24.0%) ストップ高

 アシロ <7378> [東証G]がストップ高。同社は前週末13日の取引終了後、24年10月期の連結決算発表にあわせ、25年10月期の業績予想を開示。今期の売上高は前期比31.8%増の63億2600万円、最終利益は同5.8倍の8億3000万円を計画する。大幅増益でかつ、過去最高益を更新する見通しを示したほか、前期の期末配当を従来の予想から1円34銭増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比9円72銭増配の33円90銭としており、これらをポジティブ視した買いが集まったようだ。リーガルメディアの安定的な成長とともに、派生メディアで更なる成長を図る方針。HR事業でも高成長率を維持する。24年10月期の売上高は前の期比50.0%増の47億9800万円、最終損益は1億4200万円の黒字(前の期は1200万円の赤字)となり、ともに計画に対し上振れして着地した。あわせて同社は長期ビジョンの発表も行い、中長期の売上高に関し、200億円とする目標を前倒しして達成することを狙う姿勢を示した。

Hamee <3134>  1,293円 (+249円、+23.9%) 一時ストップ高

 Hamee <3134> [東証S]が3日続急騰、一時ストップ高となった。前週末13日の取引終了後に発表した10月中間期連結決算が、売上高106億7700万円(前年同期比39.9%増)、営業利益10億2100万円(同61.2%増)、純利益6億6500万円(同3.3倍)と大幅増収増益となったことが好感された。コマースセグメントで新型iPhone向け商品の販売が好調だったほか、コスメティクスブランド「ByUR(バイユア)」が好調を維持した。また、プラットフォームセグメントでは昨年10月のふるさと納税制度の変更に伴う駆け込み需要で9月単月の売上高がその前の年比3倍となった特殊要因の反動があったものの、EC市場の回復と前年に実施したサービス価格の改定により、複数のECを一元管理できるネクストエンジンが大幅増となり、セグメントとして増収増益となった。25年4月期通期業績予想は、売上高197億4500万円(前期比12.1%増)、営業利益20億8400万円(同8.7%増)、純利益13億6200万円(同21.5%増)の従来見通しを据え置いている。

リッジアイ <5572>  2,682円 (+500円、+22.9%) ストップ高

 Ridge-i <5572> [東証G]がストップ高。前週末13日の取引終了後に発表した第1四半期(8-10月)連結決算が、売上高6億8800万円、営業利益1億円、純利益5100万円となった。前期末から連結決算に移行したため前年同期との比較はできないものの、前年同期の単独決算と比較して営業利益が20倍と大幅成長し、上期計画に対する進捗率も87%に及ぶことが好感された。カスタムAIソリューション事業で、生成AIなどのコンサル開発の大型案件の追加受注が貢献したほか、人工衛星データ解析で国土地理院やJAXA(宇宙航空研究開発機構)などの官公庁からの新規案件受注を獲得したことが寄与した。また、デジタルマーケティング事業で高利益の過去に制作した音楽ストックの配信サービスが想定を超えて伸長した。なお、25年7月期通期業績予想は、売上高26億1000万円、営業利益2億3000万円、純利益1億1500万円の従来見通しを据え置いている。

リバーエレク <6666>  454円 (+80円、+21.4%) ストップ高

 リバーエレテック <6666> [東証S]がストップ高。同社は13日、世界初となる最小サイズのMHz帯ATカット水晶振動子「MDS-AT0806(仮称)」の開発に成功したと発表。これが材料視されたようだ。従来品である超小型ATカット水晶振動子「FCX-08」と比較して、体積は約60%減少、重量は約75%軽減され、驚異的な小型化を実現。既に海外メーカーの次世代製品向けに試作品を供給しており、今後も医療やウェアラブル分野などIoTが進展する社会で求められる小型・軽量化、省スペース化のニーズに対応していくという。

鳥越粉 <2009>  853円 (+150円、+21.3%) ストップ高

 鳥越製粉 <2009> [東証S]がストップ高。16日午後3時ごろ、株主還元方針の変更を発表。従来は「配当性向40%以上を目標とする」としていたが、中期経営計画の期間中(24年12月期から26年12月期まで)は「配当性向100%を目標とする」と変更しており、好材料視された。なお、24年12月期配当金は決算確定後に具体的な金額を算定するとしている。同時に、25年6月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。現行制度では毎年12月末時点で5単元(500株)以上の株式を保有する株主を対象に、自社の小麦粉を使用した特製「そうめん」(1箱4000円相当)を贈呈していたが、変更後はこれに加えて、25年6月末時点で5単元以上の株式を3年以上継続保有する株主を対象に自社の小麦粉を使用した「久留米ラーメン」(1箱3000円相当)を贈呈する。

ハートシード <219A>  2,341円 (+400円、+20.6%) ストップ高

 Heartseed <219A> [東証G]がストップ高。15日夜のテレビ朝日系情報番組「有働Times」で、同社が紹介されたことを好材料視した買いが流入した。番組では iPS細胞に関する研究が紹介され、なかで大阪大学のヒトiPS細胞由来の角膜上皮細胞シートを用いた治療と並んで、同社のiPS細胞を用いて人工的に心筋細胞を作るという取り組みが紹介された。

GFA <8783>  471円 (+80円、+20.5%) ストップ高

 GFA <8783> [東証S]がストップ高。前週末13日の取引終了後、中国EC大手である京東グループ(JDドットコム )と、日本における倉庫統合配線の改修プロジェクトを開始したと発表しており、好材料視された。GFAは京東グループのJD.com京東日本と連携し、日本国内の物流事業における戦略的業務連携を推進しているが、今回のプロジェクトはその一環。京東グループが所有する新浦安倉庫におけるネットワーク配線およびインフラストラクチャの整備・改修を目的としており、京東グループの持続的成長とインフラ強化を目的とする一連の取り組みの一環としても位置付けられているとしている。なお、同プロジェクトが25年3月期業績に与える影響は軽微としている。

Pアンチエイ <4934>  891円 (+150円、+20.2%) ストップ高

 プレミアアンチエイジング <4934> [東証G]がストップ高。前週末13日取引終了後に8-10月期連結決算を発表し、売上高は42億3000万円(前年同期比19.6%減)、営業損益は6億2200万円の黒字(前年同期3500万円の赤字)だった。営業損益ベースで通期計画(1億5000万円の黒字)を大幅に超過しており、これが好感された。通信販売、卸売り販売ともに減少した一方、広告宣伝費を中心とした販管費の効率運用に取り組んだことが奏功し損益が大きく改善した。なお、通期見通しに変更はない。

フォーサイド <2330>  209円 (+35円、+20.1%)

 フォーサイド <2330> [東証S]が4日続急騰。前週末13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を150万株(発行済み株数の3.44%)、または2億円としており、取得期間は12月16日から来年1月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。

FEASY <212A>  2,062円 (+344円、+20.0%) 一時ストップ高

 フィットイージー <212A> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。13日取引終了後、25年10月期単独業績予想について売上高を前期比22.1%増の81億5000万円、営業利益を同23.2%増の20億1000万円と発表した。配当予想も前期比1円増の21円としており、これを好感した買いを集めた。同時に発表した24年10月期決算は売上高が前の期比48.9%増の66億7300万円、営業利益が同46.6%増の16億3100万円だった。新規出店の継続をはじめ、キャンペーンや会員満足度向上への取り組みの強化などが奏功した。

丹青社 <9743>  948円 (+117円、+14.1%)

 東証プライムの上昇率トップ。丹青社 <9743> [東証P]が続急騰。前週末13日取引終了後、25年1月期連結業績予想について売上高を830億円から920億円(前期比13.3%増)へ、営業利益を40億円から50億円(同28.8%増)へ上方修正すると発表。これを好感した買いを集めた。良好な市場環境を背景に需要が堅調に推移し、主に商業その他施設事業、チェーンストア事業で前回予想を上回る見通しのため。配当予想も30円から40円(前期30円)へ引き上げた。

山王 <3441>  787円 (+87円、+12.4%)

 山王 <3441> [東証S]が急騰。同社は13日取引終了後、25年7月期第1四半期(8-10月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比44.1%増の3億3800万円となり、通期計画の2億5000万円を超過した。売上高は同15.8%増の25億1600万円で着地。微細めっき技術の追求などによる品質向上や、製造工程の自動化、生産拠点管理の効率化などによる生産性向上に積極的に取り組んだことが奏功した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

HCH <7361>  2,041円 (+185円、+10.0%)

 ヒューマンクリエイションホールディングス <7361> [東証G]が続急騰。前週末13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を23万9000株(発行済み株数の7.35%)、または2億2000万円としており、取得期間は25年1月6日から6月30日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図ることが目的としている。

PRTIME <3922>  1,685円 (+131円、+8.4%)

 東証プライムの上昇率3位。PR TIMES <3922> [東証P]が急反発。前週末13日の取引終了後、25年2月期に初配当10円30銭を実施すると発表したことが好感された。18期連続増収黒字という堅実な実績と、将来にわたる成長可能性とキャッシュフロー創出力の確立を踏まえ、株主との長期的かつ持続的な信頼関係を強化するのが狙いという。なお、今後はDOE(株主資本配当率)2%以上を基準とした配当を実施する方針という。

アクシージア <4936>  567円 (+44円、+8.4%)

 東証プライムの上昇率4位。アクシージア <4936> [東証P]が4日ぶり急反発。同社は前週末13日の取引終了後、取得総数120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.0%に相当)、取得総額8億4000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。機関投資家による売却意向に応じる形で、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を通じて取得し、需給への影響を回避する。取得した全株式について来年1月10日に消却する予定。発表を材料視した買いが入ったようだ。自社株の取得期間は16日から26日までとする。11月30日時点の自己株式は123万6600株。同時にアクシージアが発表した25年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算は、売上高が前年同期比12.8%増の30億7900万円、最終利益が同88.8%減の2900万円だった。

山岡家 <3399>  4,740円 (+215円、+4.8%)

 丸千代山岡家 <3399> [東証S]が大幅高で3日続伸。前週末13日に続き上場来高値を大きく更新した。関東、北海道、東北などをはじめ郊外型のラーメン専門店を展開しており、積極的な出店戦略を背景に業績は急成長を続けている。前週末13日取引終了後、同社は25年1月期の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の330億円から345億円(前期比30%増)に、営業利益は30億5000万円から37億円(同79%増)にそれぞれ増額した。円安効果も背景に引き続きインバウンド需要が売り上げを押し上げている。好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の5円から6円(前期実績は株式分割後修正で実質5円)に上乗せした。収益上方修正を拠りどころに上値を見込んだ短期筋の買いを呼び込んだ。

モロゾフ <2217>  4,670円 (+140円、+3.1%)

 モロゾフ <2217> [東証P]が大幅反発。前週末13日の取引終了後、25年1月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家により投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが狙いという。また株式分割に伴い、25年7月末時点の株主を対象とした株主優待から、対象を株式分割後の100株以上の株主に拡大するとともに、「半年以上保有」の条件を新設する株主優待制度の変更を発表した。

東レ <3402>  1,016.5円 (+27.4円、+2.8%)

 東レ <3402> [東証P]が反発。同社は16日、150度で動作可能な高耐熱性を持つ高耐電圧コンデンサー用フィルムを創出したと発表。電気自動車(EV)などに用いる炭化ケイ素(SiC)パワー半導体搭載インバーターの冷却機構を簡略化し、装置の小型・軽量化につながるという。発表を材料視した買いが入ったようだ。今後フィルムのサンプルワークと量産化に向けた検討を進めていくとしている。

タウンズ <197A>  521円 (+8円、+1.6%)

 タウンズ <197A> [東証S]が続伸。前週末13日の取引終了後、東証プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行うと発表しており、好材料視された。なお、現時点では変更申請日や承認日は未定であるほか、変更申請に向けた準備を中止する可能性もあるとしている。

ギフティ <4449>  1,305円 (+19円、+1.5%)

 ギフティ <4449> [東証P]が続伸。前週末13日の取引終了後、「giftee for Business」の導入案件数が、9月末時点で累計5万2000件を突破したと発表しており、好材料視された。「giftee for Business」は16年にサービスを開始。アンケートの謝礼や来店促進、SNSを活用したキャンペーンなどさまざまな法人のキャンペーンやプロモーション・マーケティング施策のニーズに対応しており、特に主力プロダクトである「giftee Box」並びに「えらべるPay」は、受け取り手が交換するギフトを選択できる利便性から、全国規模のキャンペーンや参加者属性が多様なキャンペーンのインセンティブ用途として広く活用されているという。

住友ゴ <5110>  1,804円 (+19.5円、+1.1%)

 住友ゴム工業 <5110> [東証P]が8日続伸。同社は前週末13日、国内市販用タイヤ及び関連商品の代理店向け出荷価格を25年4月1日から値上げすると発表しており、好材料視された。値上げ率はトラック・バス用、農業機械用など生産財系商品で平均8%、乗用車用など消費財系商品で平均6%を予定。原材料価格の高騰、人件費や物流費のコスト上昇に対し、生産性向上やコスト削減などの企業努力だけで吸収することは困難であるとして、値上げに踏み切る。

SBG <9984>  9,421円 (+92円、+1.0%)

 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が反発。前週末13日の米国株市場ではNYダウが7日続落と調整色を強めているが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は相対的に強さを発揮、小幅ながらプラス圏で着地し5日移動平均線をサポートラインとした上昇トレンドを維持した。これは人工知能(AI)関連など米ハイテク企業に投資するソフトバンクGにとっては追い風環境といってよい。更に、ナスダック市場に上場する同社傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス が直近まで3連騰と戻り足を強めており、これも含み益拡大の観点から株価のポジティブ材料として捉えられた。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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