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タナベ経営 Research Memo(7):中期経営計画は順調に進捗(1)

配信元:フィスコ
投稿:2020/02/06 15:57
■今後の見通し

3.中期経営計画
タナベ経営<9644>は、2020年以降も持続的な成長を実現していくため、「変化から成長へ」をスローガンとした中期経営計画「Tanabe Vision 2020(2018-2020)」を2018年5月に発表した。「コンサルティングプラットフォーム戦略」を全国規模で推進し、アライアンス(提携)先との連携も進めながら顧客基盤を拡大し、チームコンサルティングを中心とした高品質で付加価値の高いサービスの拡大により、収益性の向上も目指していく。

中期経営計画最終年度となる2021年3月期の業績目標値は、売上高で9,600百万円、営業利益で1,040百万円を掲げている。3年間の年平均成長率は、売上高で3.0%、営業利益で3.6%と堅実な成長を目指す計画となっており、事業セグメント別でも、経営コンサルティング事業は売上高で3.1%、営業利益で2.1%、SPコンサルティング事業は売上高で2.8%、営業利益で4.7%とそれぞれ成長を見込んでいる。丁度半分を折り返したところだが、前述したように業績に関してはほぼ計画通り順調に進捗している。

主要KPIとなるチームコンサルティングの売上高は、2018年3月期の3,816百万円から2021年3月期は4,350百万円に拡大し、年平均成長率で4.5%と全社平均をやや上回る計画となっている。売上高に占める構成比も2018年3月期の43.4%から45.3%に上昇する。また、成長の原動力となるコンサルタント人員は、2018年3月期末の218名から2021年3月期末には291名まで増員する計画となっている。2019年3月期に関しては期初計画の251人に対して実績が233人とやや未達となったが、2020年3月期はSPコンサルタントが増加し、前期未達分を取り返す勢いとなっている。新規採用の35~40%はIターンやUターンなど地方拠点に勤務する社員で占められており、コンサルティング会社として全国主要都市に拠点を持つ優位性が発揮されていると考えられる。今後も、新卒社員の採用や各業界に精通するプロフェショナル人材の中途採用、IターンやUターンを希望する人材の採用などを積極的に行い、地方拠点の体制強化も図りながら、コンサルタント人員の拡充を進めていく方針だ。

(1)事業戦略
同社は、コンサルティング&コングロマリット(C&C)戦略を基本戦略として、以下の戦略を推進していく方針となっている。

a) ドメイン・ファンクションコンサルティング戦略
経営コンサルティング契約への導線となる「戦略ドメイン(事業領域・業種)&ファンクション(組織・経営機能)研究会」の研究テーマをスクラップ&ビルドを行いながら、現在の30テーマから早期に35テーマに拡大していく方針だ。研究テーマについては時流に合ったニーズの高いテーマを企画し、開催していく。2020年3月期は新規テーマとして「人材開発」「「成長M&A」実践」「SDGsビジネスモデル」を新たに立上げている。そして、各研究会の戦略リーダーを育成するとともに、コンサルティングビジネスモデルを確立し、付加価値の高いサービスを全国の顧客に提供していく戦略となっている。

また、2020年3月期からは研究会の海外視察も積極的に行っている。2019年4月に「ナンバーワンブランド」研究会でイタリア(ミラノ)、5月に世界最大のHRイベントで米国(ワシントン)、6月に「アグリビジネス」研究会でオランダ(アムステルダム)、9月に「ビジネスモデルイノベーション」研究会でフィンランド(ヘルシンキ)・エストニア(タリン)、10月に「観光・ツーリズム」研究会で米国(ハワイ)を視察したほか、2020年4月に物流経営研究会でドイツ(ハノーバー)等の視察を予定している。顧客企業と共に海外の最先端の経営ノウハウを学び、それをコンサルティングメソッド化していく。

さらには、オープンイノベーションへの取組みとして業務提携先である(株)大和総研とともに、全国の上場企業を含む中堅企業の効果的なSDGs活用を支援する「SDGs実装コンサルティング」を開発し、提供を開始している。また、同社は2019年10月より、国連グローバル・コンパクト※に参加したことを発表している。

※国連グローバル・コンパクトとは、国際連合が提唱する世界的なイニシアティブで、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することにより社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するために参加する自発的な取り組み。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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配信元: フィスコ
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