3,827円
建設技術研究所の個人投資家の売買予想
予想株価
350円
現在株価との差
-4,185.0
円
登録時株価
545.0円
獲得ポイント
-2,082.35pt.
収益率
-732.11%
期間
中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)
理由
その他
宮崎県で前例にないほどの深刻な欠陥事故が繰り返し起きており、2011年6月の事故についての指名停止処分が国土交通省より間もなく発表されると思われるが、その内容と影響が懸念される。
下記の朝日新聞の報道では、この欠陥事故の原因は、この(株)建設技術研究所の労働問題にあるとされている。
朝日i新聞■東九州道工事:橋に亀裂、造り直し 強度計算ミスか(2010年03月27日)
http://minkabu.jp/stock/9621/pick/10000000000453070#pw
読売新聞■建設中の東九州道広渡川2号橋、また橋桁にひび(2011年6月14日)
http://minkabu.jp/stock/9621/pick/10000000000688639#pw
そのようななかで、本日の朝日新聞の朝刊で(株)建設技術研究所の不祥事記事が、また、掲載されていた。どうやら、労働環境の深刻な状態は、九州だけでなく東京など全社におよぶようだ。
同様の深刻な(株)建設技術研究所の欠陥事故が、今後も全国で表面化してくるのだろうか?
姉歯一級建築士によるユーザーの倒産が記憶にある。
***********************************
2011年10月28日(金) 朝日新聞朝刊
心を病んで②
労災認定 厳しい基準
長期の審査7割通らず
「労災を申請するには、どうしたらいいでしょうか」
「労働時間の記録、給与明細など、証拠になるものをできるだけ集めでください」
京都市のマンションの一室にあるカウンセリングルーム「Big Smile」で、産業カウンセラーの大槻久美子さん(43)が優しく語りかけた。労災認定では、大槻さん自身、苦労してきた。
機械部品メーカーに勤めていた7年前、新規プロジェクトで試作品の改良などを一緒に担当していた社員の一人が社内で自殺した。直前に電話で、「よろしく頼む」と言い残して。
自分を責めた。月100時間を超える残業などで「身体表現性障害」と診断されていたが、みるみる悪化。翌春、会社を辞めた。
仕事との因果関係を証明したい。そうすれば同じ働き方をして自殺した仲間も、うかばれるのではないかーー。そう考え、労働時間の記録をもとに労災申請した。当初は「労災ではない」と判断されたが、聞きつけた元同僚たちが証言に立ってくれた。一転、認定された。
産業カウンセラーの資格をとり、労災認定で得たお金で2006年に「Big Smile」を立ち上げた。全国の企業を回ってメンタルヘルスの相談を受けたり、管理職研修をしたりしている。「つらい記憶がよみがえる労災申請は精神的にきつい。でも一歩踏み出せたから、今がある」
○○
労災認定されると、治療費や、平均給与の原則8割の休業補償などを病気が治るまで受給できる。ただ、認定のハードルは高い。
窓口となる労基署は発症直前の半年の心理的負荷を検討。長時間労働の有無も勘案して「弱」「中」「強」で評価する。「強」で業務以外の心理的負荷がなく、その人の生活歴や性格(個体側要因)に特別な点がないと、認定される。
厚生労働省によると、精神障害などによる労災申請は10年度は1181人、認定は308人。ともに過去最多だった。ただ認定率は近年、30%前後で推移。過労死などの脳・心臓疾患での認定率が40%台なのと比べ低さが目立つ。
東海地方の機械メーカーで働く50代男性は、上司のパワハラでうつ病になった。
機械部品のクレーム受け付けなどの責任者だった。09年に億円単位の損失が発生しかねないクレームが起き、上司に1時間以上怒鳴られた。
やがて不眠や胸の苦しさ、無気力感に悩まされた。病院で「うつ病」と診断され労災申請した。評価は「中」で、労災は認められなかった。
男性は自腹で治療を続けながら、今もそのメーカーで働く。会社はパワハラと受け止められても仕方ない言動が一部あったと認め、上司を口頭注意した。男性は「けがと比べ精神障害の労災認定は基準が厳しすぎる」と訴える。
厚労省は、長時間労働などによる労災の認定基準をより明確にする見直し作業を進めている。平均8・6ヵ月かかっている認定までの時間は、来年度からは半年程度に短縮できる見込みという。
○ ○
労災の時効は給付の種類によって2年か5年。例えば休業補償給付は休んだ日の翌日から2年、遺族補償給付は死亡翌日から5年だ。申請できずに時効を迎えて解雇され、生活に困る人もいる。
東京の総合建設コンサルタント会社●●●「建設技術研究所」●●●の元社員の男性(35)は07年、未払い賃金の支払いや解雇無効などを求め会社を訴えた。
「長時間労働で心を病み、労災申請しようとしたが会社に妨害され、時効後に解雇された」と主張している。
01年に入社し、国発注の河川の洪水被害想定などを担当した。準備書面によると労働時間記録は02年のピークの30日間で約500時間。1日17時間、1ヵ月休みなく働いた計算だ。吐き気や体のだるさがおさまらず、03年に「身体表現性障害」、その後「抑うつ状態」と診断された。
自宅療養と復職を繰り返した末、休業補償の時効の2年がすぎた05年に解雇された。
会社側は、長時間労働などの男性の主張を認めていないが、「係争中であり取材には協力しかねる」としている。
男性は自分では働けるまで回復したと思うので仕事を探しているが、「病歴があり訴訟を起こした自分を雇ってくれる先は少ないだろう。裁判で負けたら、将来は厳しい」。発病前から証拠を集めて申請していれば、労災認定されたかもしれないのに、と悔やんでいる。 (石山英明)
自分の経験を伝え、苦しんでいる人を減らしたい。大槻久美子さんはその一心で産業カウンセラーになった=京都市南区の「Big Smile」
職場のホ・ン・ネ
本当に頑張るために14日の「新人がサービス残業」を読み、長男の就職先を思い出しました。大手企業なのに「残業はつけるな」と言い、長時間労働は当たり前。長男に「過労で倒れても会社は知らん顔するぞ」と伝えましたが、新入りではどうにもできないようでした。そこで私は長男の会社の人事部に「違法ではないか」と訴え、長男に出勤・退勤時間を記録させました。「無理して頑張るか、辞めるか」の二者択一ではなく、会社と戦う準備をしながら「無理しすぎずに頑張る」ことも選べるはずです。 (神奈川県、50代男性、会社員)
ご意見や「職場のホンネ」へのご投稿は連絡先を明記して〒104・8011朝日新聞経済部労働チームまで。ファクス03・5541・8428、メールt-rodo@asahi.com
下記の朝日新聞の報道では、この欠陥事故の原因は、この(株)建設技術研究所の労働問題にあるとされている。
朝日i新聞■東九州道工事:橋に亀裂、造り直し 強度計算ミスか(2010年03月27日)
http://minkabu.jp/stock/9621/pick/10000000000453070#pw
読売新聞■建設中の東九州道広渡川2号橋、また橋桁にひび(2011年6月14日)
http://minkabu.jp/stock/9621/pick/10000000000688639#pw
そのようななかで、本日の朝日新聞の朝刊で(株)建設技術研究所の不祥事記事が、また、掲載されていた。どうやら、労働環境の深刻な状態は、九州だけでなく東京など全社におよぶようだ。
同様の深刻な(株)建設技術研究所の欠陥事故が、今後も全国で表面化してくるのだろうか?
姉歯一級建築士によるユーザーの倒産が記憶にある。
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2011年10月28日(金) 朝日新聞朝刊
心を病んで②
労災認定 厳しい基準
長期の審査7割通らず
「労災を申請するには、どうしたらいいでしょうか」
「労働時間の記録、給与明細など、証拠になるものをできるだけ集めでください」
京都市のマンションの一室にあるカウンセリングルーム「Big Smile」で、産業カウンセラーの大槻久美子さん(43)が優しく語りかけた。労災認定では、大槻さん自身、苦労してきた。
機械部品メーカーに勤めていた7年前、新規プロジェクトで試作品の改良などを一緒に担当していた社員の一人が社内で自殺した。直前に電話で、「よろしく頼む」と言い残して。
自分を責めた。月100時間を超える残業などで「身体表現性障害」と診断されていたが、みるみる悪化。翌春、会社を辞めた。
仕事との因果関係を証明したい。そうすれば同じ働き方をして自殺した仲間も、うかばれるのではないかーー。そう考え、労働時間の記録をもとに労災申請した。当初は「労災ではない」と判断されたが、聞きつけた元同僚たちが証言に立ってくれた。一転、認定された。
産業カウンセラーの資格をとり、労災認定で得たお金で2006年に「Big Smile」を立ち上げた。全国の企業を回ってメンタルヘルスの相談を受けたり、管理職研修をしたりしている。「つらい記憶がよみがえる労災申請は精神的にきつい。でも一歩踏み出せたから、今がある」
○○
労災認定されると、治療費や、平均給与の原則8割の休業補償などを病気が治るまで受給できる。ただ、認定のハードルは高い。
窓口となる労基署は発症直前の半年の心理的負荷を検討。長時間労働の有無も勘案して「弱」「中」「強」で評価する。「強」で業務以外の心理的負荷がなく、その人の生活歴や性格(個体側要因)に特別な点がないと、認定される。
厚生労働省によると、精神障害などによる労災申請は10年度は1181人、認定は308人。ともに過去最多だった。ただ認定率は近年、30%前後で推移。過労死などの脳・心臓疾患での認定率が40%台なのと比べ低さが目立つ。
東海地方の機械メーカーで働く50代男性は、上司のパワハラでうつ病になった。
機械部品のクレーム受け付けなどの責任者だった。09年に億円単位の損失が発生しかねないクレームが起き、上司に1時間以上怒鳴られた。
やがて不眠や胸の苦しさ、無気力感に悩まされた。病院で「うつ病」と診断され労災申請した。評価は「中」で、労災は認められなかった。
男性は自腹で治療を続けながら、今もそのメーカーで働く。会社はパワハラと受け止められても仕方ない言動が一部あったと認め、上司を口頭注意した。男性は「けがと比べ精神障害の労災認定は基準が厳しすぎる」と訴える。
厚労省は、長時間労働などによる労災の認定基準をより明確にする見直し作業を進めている。平均8・6ヵ月かかっている認定までの時間は、来年度からは半年程度に短縮できる見込みという。
○ ○
労災の時効は給付の種類によって2年か5年。例えば休業補償給付は休んだ日の翌日から2年、遺族補償給付は死亡翌日から5年だ。申請できずに時効を迎えて解雇され、生活に困る人もいる。
東京の総合建設コンサルタント会社●●●「建設技術研究所」●●●の元社員の男性(35)は07年、未払い賃金の支払いや解雇無効などを求め会社を訴えた。
「長時間労働で心を病み、労災申請しようとしたが会社に妨害され、時効後に解雇された」と主張している。
01年に入社し、国発注の河川の洪水被害想定などを担当した。準備書面によると労働時間記録は02年のピークの30日間で約500時間。1日17時間、1ヵ月休みなく働いた計算だ。吐き気や体のだるさがおさまらず、03年に「身体表現性障害」、その後「抑うつ状態」と診断された。
自宅療養と復職を繰り返した末、休業補償の時効の2年がすぎた05年に解雇された。
会社側は、長時間労働などの男性の主張を認めていないが、「係争中であり取材には協力しかねる」としている。
男性は自分では働けるまで回復したと思うので仕事を探しているが、「病歴があり訴訟を起こした自分を雇ってくれる先は少ないだろう。裁判で負けたら、将来は厳しい」。発病前から証拠を集めて申請していれば、労災認定されたかもしれないのに、と悔やんでいる。 (石山英明)
自分の経験を伝え、苦しんでいる人を減らしたい。大槻久美子さんはその一心で産業カウンセラーになった=京都市南区の「Big Smile」
職場のホ・ン・ネ
本当に頑張るために14日の「新人がサービス残業」を読み、長男の就職先を思い出しました。大手企業なのに「残業はつけるな」と言い、長時間労働は当たり前。長男に「過労で倒れても会社は知らん顔するぞ」と伝えましたが、新入りではどうにもできないようでした。そこで私は長男の会社の人事部に「違法ではないか」と訴え、長男に出勤・退勤時間を記録させました。「無理して頑張るか、辞めるか」の二者択一ではなく、会社と戦う準備をしながら「無理しすぎずに頑張る」ことも選べるはずです。 (神奈川県、50代男性、会社員)
ご意見や「職場のホンネ」へのご投稿は連絡先を明記して〒104・8011朝日新聞経済部労働チームまで。ファクス03・5541・8428、メールt-rodo@asahi.com
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