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*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフロー限られこう着感の強い展開~
29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■海外勢のフロー限られこう着感の強い展開
■フジHD、24/3上方修正 純利益 360億円←260億円、自社株買い決議
■前場の注目材料:住友商事、米西海岸で船舶向けアンモニア燃料を供給
■海外勢のフロー限られこう着感の強い展開
29日の日本株市場は、前日の下落に対する自律反発が意識されやすいだろう。28日の米国市場は、NYダウが47ドル高、ナスダックは20ポイント安だった。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産(GDP)確定値が上方修正されるなど良好な結果を受けて買い優勢の展開となった。ただし、米長期金利の上昇が重荷となりハイテク株の一角が軟調だった。29日から3連休に入るほか、米金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えているなかで積極的な売買は手控えられた。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比130円高の40360円、円相場は1ドル151円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで40290円から40390円辺りでの保ち合いが続くなか、こう着ながらもボリンジャーバンドの+1σを上回っての底堅い値動きだった。昨日の日経平均株価は後場に入り年金資金のリバランスとみられる動きが強まり、終盤にかけて一時40054円まで売られる場面も見られた。4万円割れを狙った売り仕掛け的な商いも入ったと考えられ、NYダウ、S&P500指数が史上最高値を更新するなか、買い戻しの流れが期待される。
また、本日は日経平均構成銘柄の入れ替えに伴うリバランス需給が発生する。値がさ株が新規組み入れとなるため、組み入れのために他の銘柄を売るといった需給となるが、こちらについては織り込まれていると考えられ、弱含みの局面から4万円の攻防をみせてくるようなら、押し目買いのスタンスに向かわせそうだ。また、ナスダック指数が下落したことで指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となる可能性がありそうである。
ただし、米アマゾン・ドット・コムは向こう15年で1500億ドル(約22兆7100億円)近くをデータセンターに投じる計画と報じられている。予想される人工知能(AI)関連やその他のデジタルサービスに対する需要に対応できる態勢を整えたい考えと伝えられるなか、ハイテク株については押し目買いのスタンスとみておきたい。なお、米国市場は3連休に入ったことから海外勢のフローは限られるだろう。そのため、全般はこう着感が強まる可能性がある。
■フジHD、24/3上方修正 純利益 360億円←260億円、自社株買い決議
フジHD<4676>は2024年3月期業績予想の修正を発表。純利益を260億円から360億円に上方修正した。上場有価証券4銘柄など政策保有株を売却し、約160億円を特別利益に計上する。あわせて1000万株(発行済み株式数の4.6%)、150億円を上限とした自社株買いを発表した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(39807.37、+47.29)
・1ドル=151.30-40円
・シカゴ日経先物は上昇(40360、大阪比+130)
・SOX指数は上昇(4905.21、+5.26)
・米原油先物は上昇(83.17、+1.82)
・米国のインフレ沈静化観測
・住友商事<8053>米西海岸で船舶向けアンモニア燃料を供給
・三菱HCキャピタル<8593>ロボ事業に本格参入、製造など定額貸し
・日本製紙<3863>豪で220人削減、経営効率化、早期黒字に
・ダイヘン<6622>蘭のSIer買収、溶接機・ロボの欧州売上高3倍に
・富士通<6702>欧事業を再編、英サービス子会社清算
・Jフロント<3086>日本政策投資銀行などと、30億円ファンド設立、中小承継を支援
・三井物産<8031>米リチウム社に出資、ブラジル鉱山から5年で30万トン
・岩谷産業<8088>コスモエネHDに追加出資、持分法適用会社化
・小糸製作所<7276>新中計、設備投資3年1800億円、米中で売り上げ拡大
・グンゼ<3002>ホリゾンとメカトロ譲渡の交渉開始
・ヤマハ発<7272>英ローラカーズと技術提携、「フォーミュラE」参戦
・NTN<6472>オンライン軸受講習会が好評、新人教育・販売促進後押し
・クボタ<6326>燃料電池トラクターの試作機初公開、フル充電で4時間作業
・日立建機<6305>米向け鉱山ダンプを26年度から本格生産
・安川電機<6506>福岡で特区法人指定に、ロボ工場建設
・RYODEN<8084>振動センサーで予兆保全、来年度システム提案開始
・NTT<9432>OISTと連携、基礎研究の成果をAIに
・NEC<6701>DataCurrentと、データ利活用で協業、放送局の広告運用
・KDDI<9433>森ビルと、デジタルツイン活用の常設ホール運用開始
・鹿島<1812>ダム工事材料の品質管理、AIで人員9割減、システム
・ENEOSHD<5020>東京・晴海に水素ステーション、五輪選手村跡地、パイプラインで供給
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 3月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+2.4%)
・08:30 2月有効求人倍率(予想:1.27倍、1月:1.27倍)
・08:30 2月失業率(予想:2.4%、1月:2.4%)
・08:50 2月鉱工業生産速報値(前月比予想:+1.3%、1月:-6.7%)
<海外>
・特になし <ST>
■海外勢のフロー限られこう着感の強い展開
■フジHD、24/3上方修正 純利益 360億円←260億円、自社株買い決議
■前場の注目材料:住友商事、米西海岸で船舶向けアンモニア燃料を供給
■海外勢のフロー限られこう着感の強い展開
29日の日本株市場は、前日の下落に対する自律反発が意識されやすいだろう。28日の米国市場は、NYダウが47ドル高、ナスダックは20ポイント安だった。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産(GDP)確定値が上方修正されるなど良好な結果を受けて買い優勢の展開となった。ただし、米長期金利の上昇が重荷となりハイテク株の一角が軟調だった。29日から3連休に入るほか、米金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えているなかで積極的な売買は手控えられた。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比130円高の40360円、円相場は1ドル151円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで40290円から40390円辺りでの保ち合いが続くなか、こう着ながらもボリンジャーバンドの+1σを上回っての底堅い値動きだった。昨日の日経平均株価は後場に入り年金資金のリバランスとみられる動きが強まり、終盤にかけて一時40054円まで売られる場面も見られた。4万円割れを狙った売り仕掛け的な商いも入ったと考えられ、NYダウ、S&P500指数が史上最高値を更新するなか、買い戻しの流れが期待される。
また、本日は日経平均構成銘柄の入れ替えに伴うリバランス需給が発生する。値がさ株が新規組み入れとなるため、組み入れのために他の銘柄を売るといった需給となるが、こちらについては織り込まれていると考えられ、弱含みの局面から4万円の攻防をみせてくるようなら、押し目買いのスタンスに向かわせそうだ。また、ナスダック指数が下落したことで指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となる可能性がありそうである。
ただし、米アマゾン・ドット・コムは向こう15年で1500億ドル(約22兆7100億円)近くをデータセンターに投じる計画と報じられている。予想される人工知能(AI)関連やその他のデジタルサービスに対する需要に対応できる態勢を整えたい考えと伝えられるなか、ハイテク株については押し目買いのスタンスとみておきたい。なお、米国市場は3連休に入ったことから海外勢のフローは限られるだろう。そのため、全般はこう着感が強まる可能性がある。
■フジHD、24/3上方修正 純利益 360億円←260億円、自社株買い決議
フジHD<4676>は2024年3月期業績予想の修正を発表。純利益を260億円から360億円に上方修正した。上場有価証券4銘柄など政策保有株を売却し、約160億円を特別利益に計上する。あわせて1000万株(発行済み株式数の4.6%)、150億円を上限とした自社株買いを発表した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(39807.37、+47.29)
・1ドル=151.30-40円
・シカゴ日経先物は上昇(40360、大阪比+130)
・SOX指数は上昇(4905.21、+5.26)
・米原油先物は上昇(83.17、+1.82)
・米国のインフレ沈静化観測
・住友商事<8053>米西海岸で船舶向けアンモニア燃料を供給
・三菱HCキャピタル<8593>ロボ事業に本格参入、製造など定額貸し
・日本製紙<3863>豪で220人削減、経営効率化、早期黒字に
・ダイヘン<6622>蘭のSIer買収、溶接機・ロボの欧州売上高3倍に
・富士通<6702>欧事業を再編、英サービス子会社清算
・Jフロント<3086>日本政策投資銀行などと、30億円ファンド設立、中小承継を支援
・三井物産<8031>米リチウム社に出資、ブラジル鉱山から5年で30万トン
・岩谷産業<8088>コスモエネHDに追加出資、持分法適用会社化
・小糸製作所<7276>新中計、設備投資3年1800億円、米中で売り上げ拡大
・グンゼ<3002>ホリゾンとメカトロ譲渡の交渉開始
・ヤマハ発<7272>英ローラカーズと技術提携、「フォーミュラE」参戦
・NTN<6472>オンライン軸受講習会が好評、新人教育・販売促進後押し
・クボタ<6326>燃料電池トラクターの試作機初公開、フル充電で4時間作業
・日立建機<6305>米向け鉱山ダンプを26年度から本格生産
・安川電機<6506>福岡で特区法人指定に、ロボ工場建設
・RYODEN<8084>振動センサーで予兆保全、来年度システム提案開始
・NTT<9432>OISTと連携、基礎研究の成果をAIに
・NEC<6701>DataCurrentと、データ利活用で協業、放送局の広告運用
・KDDI<9433>森ビルと、デジタルツイン活用の常設ホール運用開始
・鹿島<1812>ダム工事材料の品質管理、AIで人員9割減、システム
・ENEOSHD<5020>東京・晴海に水素ステーション、五輪選手村跡地、パイプラインで供給
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 3月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+2.4%)
・08:30 2月有効求人倍率(予想:1.27倍、1月:1.27倍)
・08:30 2月失業率(予想:2.4%、1月:2.4%)
・08:50 2月鉱工業生産速報値(前月比予想:+1.3%、1月:-6.7%)
<海外>
・特になし <ST>
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