カナデン、前期経常を12％上方修正、配当も5円増額

　カナデン <8081> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の38億円→42.4億円(前の期は30.5億円)に11.6％上方修正し、増益率が24.4％増→38.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.3億円→25.7億円(前年同期は21.5億円)に20.6％増額し、一転して19.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の34円→39円(前の期は26円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期業績予想（2022年５月13日付）につきまして、売上高は部材不足の影響で納期が長期化したことによる案件の延伸等が発生し当初予想を下回る見込となりました。一方、利益面では堅調な設備投資需要を背景にFAシステム事業が順調に推移したことや、情通・デバイス事業における為替の影響等もあり当初予想を上回る見込みとなりました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つと認識し、連結配当性向35％を基準指標に、安定した配当の維持継続に努めております。　当期の期末配当予想につきましては、上記の配当方針に基づき、2023年３月期の親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりましたので、期末配当金を1株当たり17円から５円増配の22円に修正させていただきます。　これにより年間の配当金は中間配当金17円と合わせて1株当たり39円となる予定です。＜注意事項＞　上記に記載した予想数値は、作成日現在において入手可能な情報に基づき作成しておりますが、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる場合があります。