オービス、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額

　オービス <7827> [ＪＱ] が2月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年10月期第2四半期累計(18年11月-19年4月)の経常損益(非連結)を従来予想の2000万円の黒字→4100万円の赤字(前年同期は2000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の経常利益も従来予想の7800万円→1600万円(前期は900万円)に79.5％下方修正し、増益率が8.7倍→77.8％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の2億1500万円→3億7900万円(前期は6億9600万円)に76.3％上方修正し、減益率が69.1％減→45.5％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（第２四半期累計期間）　売上高が前回予想値を5.0％（259百万円の減少）下回る見込みであることに加え、平成30年６月に稼働を開始した木材事業福山工場の稼働率が上昇し始めたことにより工場全体の採算性は改善しているものの、第１四半期会計期間における原木消化量は6.3％、歩留率は5.3％それぞれ前回予想値を下回ったことから、営業損失は４百万円（62百万円の減少）、経常損失は41百万円（61百万円の減少）となる見込みであります。四半期純利益は、当期及び今後の業績動向などを勘案し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産の追加計上に伴う法人税等調整額△38百万円（△は益）の計上を見込んでいるものの、前回予想値を76.8％（20百万円の減少）下回る見込みであります。（通期）　第２四半期累計期間の業績予想の修正を行ったことにより、営業利益は前回予想値を40.8％（62百万円の減少）、経常利益は前回予想値を78.8％（61百万円の減少）それぞれ下回る見込みであります。一方、当期純利益は本日公表いたしました「固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」に記載のとおり、第３四半期会計期間において固定資産売却益254百万円の計上を見込んでおりますので、前回予想値を75.9％（163百万円の増加）上回る見込みであります。※上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算定した見通しであり、今後の経済状況の変化及び様々な要因によって、実際の業績は予想値と異なる場合があります。