タムロン、今期経常を6％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も45円増額

　タムロン <7740> [東証Ｐ] が12月4日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の127億円→135億円(前期は114億円)に6.3％上方修正し、増益率が10.5％増→17.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の58億円→66億円(前年同期は55.4億円)に13.8％増額し、増益率が4.8％増→19.3％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の125円→170円(前期は120円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結業績予想につきましては、第3四半期累計期間の業績が好調に推移したことや、各事業分野における足元の販売動向等を考慮し、上記のとおり売上高及び各利益ともに上方修正いたしました。これにより、2期連続ですべての利益における過去最高益更新を達成できる見通しです。

　当社は、長期的視野での経営体質強化及び新事業展開等を図るための研究開発や設備投資等を勘案するとともに、業績に応じた利益配分に努め、配当性向35％程度の継続的な配当を重視し、株主の皆様に安定した利益配分を継続していくことを基本方針としております。このような方針に基づき、上記のとおり、2023年12月期の通期業績予想を修正したことに伴い、配当予想につきましても期末配当金を45円の増配となる135円に修正いたしました。これにより、年間配当金は前期比50円の大幅増配となる過去最高の170円となります。