壱番屋、前期経常を15％上方修正

　壱番屋 <7630> [東証Ｐ] が3月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年2月期の連結経常利益を従来予想の35.1億円→40.4億円(前の期は41.6億円)に15.2％上方修正し、減益率が15.8％減→3.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.6億円→24億円(前年同期は22.7億円)に28.5％増額し、一転して5.6％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　【2023年２月期通期連結業績予想】　売上高は、既存店売上高が好調に推移し、下期（2022年９月１日～2023年２月28日）の前提（前年同期比102.0％）を6.7％pt上回り108.7％となったことなどから、前回発表予想を上回る見込みでございます。　さらに、原材料価格の上昇が想定を下回ったことや、海外子会社の業績が計画を上回ったことなどから、各利益ともに、上記のとおり前回発表予想を上回る見込みでございます。【2023年２月期個別業績予想】　既存店売上高が好調に推移したことなどから、 売上高、 営業利益は前期実績値を上回る見込みですが 、経常利益は、営業外収益として計上した時短協力金等の補助金収入が ７ 億 58 百万円 減少したことなどから、前期実績値を下回る見込みでございます。　また、当期純利益につきましては、前期に特別利益として計上した投資有価証券売却益（６億 79百万円） が、当期は発生しなかった ことに加え、 壱番屋レストラン管理（中国）有限会社に関する関係会社出資金 評価損 （６億 13 百万円） を当期に計上したことなどから、前期実績値を下回る見込みでございます。　なお、関係会社出資金評価損は、連結決算においては消去されるため、 2023 年２月期連結業績に与える影響はございません。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合がございます。 また 、 2 024 年２月期 通期 連結業績予想につきましては、現在精査中であり、 2023 年４月５日に予定しております 2023 年２月期決算 発表時に改めてお知らせいたします。