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<動意株・30日>(大引け)=C&R、アステリア、テックファムなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/03/30 15:05
<動意株・30日>(大引け)=C&R、アステリア、テックファムなど  クリーク・アンド・リバー社<4763.T>=異彩の上値追い。きょうも全体相場が大きく売られるなかで強さを発揮、上げ幅こそ小さいものの遂に10連騰を記録した。映像やゲーム、Webコンテンツなどの制作代行事業のほか、クリエーターの派遣なども行う。VR分野の知見に優れ、会社側ではメタバース事業への参入に虎視眈々だ。その先がけとなるのが、建築士及び工務店と注文住宅を建てたい人の双方をVR空間で結びつけるVR住宅展示場で、昨年12月に開設し好評を博している。また、VR/NFTアーティスト・せきぐちあいみと専属契約を結んでいることからも分かるように、Web3分野への展開を模索する段階にある。22年2月期営業利益は従来予想を増額し前期比39%増の34億円を見込むなど業績も好調だ。なお、トップラインは今期で12期連続の増収となる見通し。

 アステリア<3853.T>=大幅続伸。ここ上げ足を強めていたが、きょうは投資資金の流入が加速し5日移動平均線をマドを開けて上放れる展開となった。同社はブロックチェーンなど先進技術分野に早くから経営資源を投入して独自ノウハウを育成しており、ここ暗号資産などWeb3分野にマーケットの関心が向かうなか、関連有力株として頭角を現している。NFT技術を有するJPYC(東京都千代田区)とは昨年4月に資本・業務提携契約を締結している。業績も好調で22年3月期営業利益は前期比4.1倍の34億円を見込んでいる。

 テックファームホールディングス<3625.T>=3日ぶり急反発。午前10時45分ごろ、三井物産<8031.T>及び東京や大阪を拠点に在宅医療を手掛けるゆみの(東京都豊島区)と共同で、医療MaaSの概念実証(PoC)を実施したと発表しており、これが好材料視されている。同社では、超高齢社会の地域医療へのデジタル活用を推進し、医療リソース不足解消や利用者の利便性向上に向けて、医療の人材・モノ・移動手段をシェアリングする地域医療プラットフォームの実現を目指しているが、今回の概念実証では医療現場における課題の洗い出しを行い、訪問時の業務ステータスや位置情報などを把握するためにタブレット端末アプリを開発。収集したデータから診療数の最大化に必要な車両や人材、医療資材などの最適解を導くための業務課題を明らかにしたという。また、検証結果より、モビリティーの運用における改善余地が高く、シェアリングによる訪問効率の改善可能性があることが確認できたとしており、今後も地域医療プラットフォームの実現にむけた取り組みを継続するとしている。

 ニチリョク<7578.T>=急伸。一時、前日比32円(28.6%)高の144円に買われている。この日の寄り前、25年3月期に売上高46億円(22年3月期予想30億円)、営業利益4億3000万円(同2億1600万円)を目標とする中期経営計画を発表しており、これが好感されている。中計では、従来の定番の墓、葬式のサービスをメインとしたサービスから、シニアライフに関するあらゆるサービスをシニア世代に提供するという。そのために同業、異業種を問わず積極的に業務提携を展開するほか、新たにマーケティング本部を立ち上げ集客から成約までのプロセスを構築するとしている。

 Macbee Planet<7095.T>=大幅続伸。29日の取引終了後、Webサイトのコンバージョン数を増やすために設計された業務支援プラットフォーム「dejam」を開発したLeanGo(東京都品川区)と業務提携を開始したと発表しており、これが材料視されている。今回の提携は、人工知能(AI)などを活用してデジタル広告のクリエイティブを改善することが目的。マクビープラのホスピタリティツールの「Robee」を活用して表示されるデジタル広告のクリエイティブの修正内容やUXの改善結果実績データをAIなどで分析し、LeanGoの「dejam」の自動提案機能で実際の改善結果を基にした最適な改善案を提案するサービスを共同で開発するという。なお、同件による22年4月期業績への影響は軽微としている。

 パレモ・ホールディングス<2778.T>=一時ストップ高。低位株の強みで個人投資家など短期筋の資金を誘引、130円近辺のもみ合いをマドを開け大きく上放れてきた。同社はレディースアパレルと雑貨の専門店をチェーン展開するが、足もとの業績は新型コロナウイルスの感染拡大が逆風となっているものの、収益回復に向けて積極的な布石を打っている。29日取引終了後に発表した23年2月期の業績予想は、営業損益が3億5000万円の黒字(前期は7億900万円の赤字)と3期ぶりに黒字転換を見込んでいる。更に、今期を初年度とする前向きな中期経営計画を発表、数値目標としては25年2月期に売上高200億円(23年2月期計画は177億円)、営業利益9億円を目指すとしており、これが株価を強く刺激する格好となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ
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