初穂商事、上期経常を一転30％減益に下方修正

　初穂商事 <7425> [ＪＱ] が7月30日大引け後(15:10)に業績修正を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.9億円→1.2億円(前年同期は1.8億円)に32.6％下方修正し、一転して30.1％減益見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の5.3億円(前期は4.5億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期累計期間につきましては、鋼材価格が高水準で推移した影響により、仕入価格の値上がりが続いた結果、販売単価の上昇及び売上高の増加に寄与しました。しかし、一部販売先への値上対応の進展に遅れが生じており、利益率を圧迫する要因となりました。この結果、売上総利益率が前期第２四半期の17.3％から16.2％へと、1.1ポイント低下した影響により、営業利益、経常利益、四半期純利益のいずれも前回発表予想を下回る見通しとなりました。　なお、通期業績予想につきましては、下半期の秋口以降から本格化する、首都圏での再開発事業や東京五輪関連工事に伴う建設需要の盛り上がりによる取引量の増加と、仕入価格の上昇分について、引き続き価格改定により販売価格への反映を計画していることから、現時点では当初予想からの変更はありません。今後の業績動向により修正が必要となる場合は速やかに開示いたします。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づくものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があります。