シマノ、今期経常を13％上方修正

　シマノ <7309> [東証Ｐ] が10月24日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比35.8％減の962億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の930億円→1050億円(前期は1765億円)に12.9％上方修正し、減益率が47.3％減→40.5％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の690億円→660億円(前期は1281億円)に4.3％下方修正し、減益率が46.2％減→48.5％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の245億円→365億円(前年同期は844億円)に48.8％増額し、減益率が70.9％減→56.7％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比51.8％減の278億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の27.8％→16.2％に大幅低下した。

株探ニュース