東京株式（前引け）＝朝安後に売り物こなし、小幅続伸

　１７日前引けの日経平均株価は前日比１円８８銭高の１万７８６４円０９銭と小幅続伸。前場の東証１部の売買高概算は１２億８８８３万株、売買代金概算は１兆２１９９億１０００万円。値上がり銘柄数は９２７、対して値下がり銘柄数は８８０、変わらずは１７７銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウが８日ぶりに反落したことや円安一服となったことを受けて利益確定売りが先行したが、押し目買いが厚く売り物を吸収して、前引けの日経平均はわずかにプラス圏を確保した。為替に連動するかたちで、後半１ドル＝１０９円台まで円安方向に押し戻されると買い物も厚くなった。ＴＯＰＩＸは小幅マイナスながら、値上がり銘柄数は値下がりを上回っている。

　個別では任天堂<7974.T>が続伸歩調、ＮＴＴ<9432.T>も堅調。エンシュウ<6218.T>も値を飛ばした。東京産業<8070.T>、日本ケミコン<6997.T>が大幅高となったほか、前日ストップ高したトランザクション<7818.T>も上値追い継続。半面、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調、富士重工業<7270.T>など自動車株も冴えない。ソニーフィナンシャルホールディングス<8729.T>など保険株も安い。東ソー<4042.T>、オークマ<6103.T>なども下落した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）