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*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も
5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日続落、売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も
・ドル・円は下げ渋り、値ごろ感から買戻し
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■日経平均は3日続落、売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も
日経平均は3日続落。前日比130.17円安(-0.35%)の36917.44円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。
4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高(+0.09%)の40974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安(-0.30%)の17084.30、S&P500は8.86ポイント安(-0.16%)の5520.07で取引を終了した。半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。しかし、ボスティック・アトランタ連銀総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値も限定的となり、まちまちで終了。
米国株は高安まちまちも、為替が1ドル143円台と円高ドル安が強まったことから、東京市場は主力株中心に売り優勢で取引を開始した。日経平均は36359.23円と8月14日以来の水準まで下げ幅を拡大したが、売り一巡後、年金と思われる買いが主力株に入ったことから下げ幅を縮小。日経平均は一時切り返し37000円台を回復する場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、日経平均構成ウェイトの調整が入ることが意識されてファーストリテ<9983>が売られたほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が下落した。このほか、中外製薬<4519>、シャープ<6753>、横河電機<6841>、ファナック<6954>などが売られた。
一方、証券会社のポジティブなレポートを材料にアサヒグループHD<2502>が買われたほか、三菱倉庫<9301>、GSユアサ<6674>、日立造船<7004>が寄付きから上げ幅を拡大。このほか、花王<4452>、大成建設<1801>、東レ<3402>、三菱ケミG<4188>などが切り返す展開となった。
業種別では、保険業、医薬品、小売業、精密機器、電気機器などが下落した一方、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、証券・商品先物取引業、陸運業、繊維製品などが上昇。
午前中、石川県で開催された金融経済懇談会にて、高田創日本銀行審議委員は、日銀が国債買い入れの減額計画を決めたことに関連し、「日銀のバランスシート規模は大きく、今後もかなりの期間にわたってバランスシートの縮小を続けることが予測される」「現時点で、最終的な国債保有残高やバランスシートをどこまで縮小するのかが望ましいかを議論するのは難しい」と指摘。そして、「株式、為替の変動を当面は動向を注視する」と市場に一定の配慮を行ったことで、株式市場、為替市場は過度な悲観論が後退した。今晩も米雇用関連の経済指標が発表されることで、為替の円高が進む可能性はあるが、年金筋の買い観測も聞かれることから、後場の日経平均は37000円水準でのもみ合いを想定する。
■ドル・円は下げ渋り、値ごろ感から買戻し
5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。前日海外市場でのドル売りが続き、143円90銭から143円19銭まで値を下げた。ただ、ドルは値ごろ感により買戻しが入りやすい。また、日経平均株価は下げ幅を縮小しており、リスク回避の円買いを弱めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円19銭から143円90銭、ユーロ・円は158円70銭から159円45銭、ユーロ・ドルは1.1076ドルから1.1086ドル。
■後場のチェック銘柄
・イシン<143A>、ANAP<3189>など、6銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+3.6%(予想:+2.9%、6月:+4.5%)
・豪・7月貿易収支:+60.09億豪ドル(予想:+50.00億豪ドル、6月:+54.25億豪ドル←+55.89億豪ドル)
【要人発言】
・デイリー米SF連銀総裁
「インフレは低下、景気は減速し、金利を引き下げるべき」
「9月利下げはわからない。雇用統計などさらなるデータが必要」
・高田日銀審議委員
「利上げ後も緩和的な金融環境はなお継続」
「当面は株式・為替の動向を注視し影響を見極める必要」
「前向きな企業行動が続けば、緩和度合いのさらなる調整が必要」
<国内>
・特になし
<海外>
・14:45 スイス・8月失業率(予想:2.4%、7月:2.3%)
・15:00 独・7月製造業受注(前月比予想:-1.7%、6月:+3.9%)
<CS>
・日経平均は3日続落、売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も
・ドル・円は下げ渋り、値ごろ感から買戻し
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■日経平均は3日続落、売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も
日経平均は3日続落。前日比130.17円安(-0.35%)の36917.44円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。
4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高(+0.09%)の40974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安(-0.30%)の17084.30、S&P500は8.86ポイント安(-0.16%)の5520.07で取引を終了した。半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。しかし、ボスティック・アトランタ連銀総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値も限定的となり、まちまちで終了。
米国株は高安まちまちも、為替が1ドル143円台と円高ドル安が強まったことから、東京市場は主力株中心に売り優勢で取引を開始した。日経平均は36359.23円と8月14日以来の水準まで下げ幅を拡大したが、売り一巡後、年金と思われる買いが主力株に入ったことから下げ幅を縮小。日経平均は一時切り返し37000円台を回復する場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、日経平均構成ウェイトの調整が入ることが意識されてファーストリテ<9983>が売られたほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が下落した。このほか、中外製薬<4519>、シャープ<6753>、横河電機<6841>、ファナック<6954>などが売られた。
一方、証券会社のポジティブなレポートを材料にアサヒグループHD<2502>が買われたほか、三菱倉庫<9301>、GSユアサ<6674>、日立造船<7004>が寄付きから上げ幅を拡大。このほか、花王<4452>、大成建設<1801>、東レ<3402>、三菱ケミG<4188>などが切り返す展開となった。
業種別では、保険業、医薬品、小売業、精密機器、電気機器などが下落した一方、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、証券・商品先物取引業、陸運業、繊維製品などが上昇。
午前中、石川県で開催された金融経済懇談会にて、高田創日本銀行審議委員は、日銀が国債買い入れの減額計画を決めたことに関連し、「日銀のバランスシート規模は大きく、今後もかなりの期間にわたってバランスシートの縮小を続けることが予測される」「現時点で、最終的な国債保有残高やバランスシートをどこまで縮小するのかが望ましいかを議論するのは難しい」と指摘。そして、「株式、為替の変動を当面は動向を注視する」と市場に一定の配慮を行ったことで、株式市場、為替市場は過度な悲観論が後退した。今晩も米雇用関連の経済指標が発表されることで、為替の円高が進む可能性はあるが、年金筋の買い観測も聞かれることから、後場の日経平均は37000円水準でのもみ合いを想定する。
■ドル・円は下げ渋り、値ごろ感から買戻し
5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。前日海外市場でのドル売りが続き、143円90銭から143円19銭まで値を下げた。ただ、ドルは値ごろ感により買戻しが入りやすい。また、日経平均株価は下げ幅を縮小しており、リスク回避の円買いを弱めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円19銭から143円90銭、ユーロ・円は158円70銭から159円45銭、ユーロ・ドルは1.1076ドルから1.1086ドル。
■後場のチェック銘柄
・イシン<143A>、ANAP<3189>など、6銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+3.6%(予想:+2.9%、6月:+4.5%)
・豪・7月貿易収支:+60.09億豪ドル(予想:+50.00億豪ドル、6月:+54.25億豪ドル←+55.89億豪ドル)
【要人発言】
・デイリー米SF連銀総裁
「インフレは低下、景気は減速し、金利を引き下げるべき」
「9月利下げはわからない。雇用統計などさらなるデータが必要」
・高田日銀審議委員
「利上げ後も緩和的な金融環境はなお継続」
「当面は株式・為替の動向を注視し影響を見極める必要」
「前向きな企業行動が続けば、緩和度合いのさらなる調整が必要」
<国内>
・特になし
<海外>
・14:45 スイス・8月失業率(予想:2.4%、7月:2.3%)
・15:00 独・7月製造業受注(前月比予想:-1.7%、6月:+3.9%)
<CS>
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