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*09:06JST 前場に注目すべき3つのポイント~円安進行を受けた日本経済への影響が警戒される~
7月2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■円安進行を受けた日本経済への影響が警戒される
■ダイセキ、1Q営業利益 0.7%減 39.06億円
■前場の注目材料:東京エレクトロン、半導体3D実装向けレーザー剥離装置、年内に投入
■円安進行を受けた日本経済への影響が警戒される
2日の日本株市場は、円安進行が重荷となり、こう着感が強まりそうだ。1日の米国市場は、NYダウが50ドル高、ナスダックは146ポイント高だった。フランス国民議会選挙の結果を受けて過度な警戒感が和らぐ格好となり、買い優勢の相場展開となった。その後、6月のISM製造業景気指数が市場予想に反し小幅に低下、3カ月連続での活動縮小となったことで、成長減速懸念から下落に転じる場面もみられた。米長期金利の上昇も相場の重荷となり、NYダウは前日終値近辺で推移。シカゴ日経平均先物は日中大阪比140円安の39530円。円相場は1ドル161円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。米国市場では大型テック株や半導体株の一角が買われたが、日経225先物はナイトセッションで一時39810円まで買われる場面も見られたものの、終盤にかけて下げに転じていた。為替市場ではフランス国民議会選挙を受けて、ユーロ買い・円売りの流れとなり、対ドルにおいても円が売られる展開だった。一段の円安進行を受けた日本経済への影響が警戒されるなか、手掛けづらくさせそうだ。
日経平均株価は先物に連動する形から、ボリンジャーバンドの+2σ(39620円)が抵抗線として意識されてくる可能性がありそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を睨みながらの展開になりそうだが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、持ち高調整の売りに向かわせそうである。ボリンジャーバンドのバンドは上向きで推移しており、これに沿ったトレンド形成が期待されるものの、4日の米国市場が独立記念日で休場になるほか、週末には米雇用統計の発表を控えるなか、海外勢のフローも限られるだろう。
そのため、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられるものの、積極的な上値追いの流れは期待しづらいところである。なお、物色としては円安進行を受けた輸出関連への資金シフトがみられるほか、長期金利の上昇を背景に金融セクターへの物色に向かわせそうである。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は足もとで低下傾向をみせてきており、バリュー株などTOPIX型に資金がシフトしやすいだろう。
■ダイセキ、1Q営業利益 0.7%減 39.06億円
ダイセキ<9793>が発表した2025年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比6.5%減の167.03億円、営業利益は同0.7%減の39.06億円だった。ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、引続き高付加価値案件の受注拡大に向け、コンサル営業を積極的に展開したものの、前年に受注した大規模土壌処理案件が終息したことにより大幅な減収減益だった。2025年2月期業績は、売上高が前期比5.2%減の656億円、営業利益は同5.5%減の140億円とする期初計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39631.06、+47.98)
・NYダウは上昇(39169.52、+50.66)
・ナスダック総合指数は上昇(17879.30、+146.70)
・1ドル=161.40-50円
・SOX指数は上昇(5477.15、+4.89)
・VIX指数は低下(12.22、-0.22)
・米原油先物は上昇(83.38、+1.84)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・東京エレクトロン<8035>半導体3D実装向けレーザー剥離装置、年内に投入
・NTTデータG<9613>観測衛星サービス新会社、デジタル3D地図作成
・横浜ゴム<5101>中国に新工場、26年春稼働、EV向け年産900万本
・LINEヤフー<4689>韓国ネイバーとの関係「短期の資本移動困難」
・エア・ウォーター<4088>ポイ活アプリ運営買収、マーケのDX推進
・ジェイテクト<6473>軸受関連子会社合併、製造・販売など連携
・丸紅<8002>シンクタンク、国際情勢など分析で新会社
・第一興商<7458>Zenkenと、インド人を介護人材に
・日野自<7205>運行管理を実証、ライドシェアサービス拡充
・井関農機<6310>来年1月に6販社統合
・やまびこ<6250>エアロジーラボとハイブリッド機開発へ
・リコー<7752>東芝テック、複合機エンジン強化で新会社
・住友電工<5802>子会社合併、光機器事業を再編
・アルプスアルパイン<6770>外販向けIC量産、非接触パネル用など提案
・TDK<6762>自動運転の安全性向上、TMR角度センサーのラインアップ拡充
・東京製鐵<5423>グリーン鋼材の受注開始、非化石証書を活用
・東京ガス<9531>クリーンガス証書制度の認定取得、メタン合成、横浜の設備
・東京建物<8804>タイでオーダーメード型の物流施設開発
・住友化学<4005>MMAモノマーを今月から値上げ
・三井化学<4183>成長戦略見直し、コア営業益は30年度2500億円堅持
・野村不動産HD<3231>ベトナム・ハノイの開発街区竣工、9割超引き渡し
・住友化学<4005>千葉・袖ケ浦の新棟稼働、環境系研究開発を集約
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月マネタリーベース(5月:前年比+0.9%)
<海外>
・10:30 豪準備銀行6月理事会議事要旨 <ST>
■円安進行を受けた日本経済への影響が警戒される
■ダイセキ、1Q営業利益 0.7%減 39.06億円
■前場の注目材料:東京エレクトロン、半導体3D実装向けレーザー剥離装置、年内に投入
■円安進行を受けた日本経済への影響が警戒される
2日の日本株市場は、円安進行が重荷となり、こう着感が強まりそうだ。1日の米国市場は、NYダウが50ドル高、ナスダックは146ポイント高だった。フランス国民議会選挙の結果を受けて過度な警戒感が和らぐ格好となり、買い優勢の相場展開となった。その後、6月のISM製造業景気指数が市場予想に反し小幅に低下、3カ月連続での活動縮小となったことで、成長減速懸念から下落に転じる場面もみられた。米長期金利の上昇も相場の重荷となり、NYダウは前日終値近辺で推移。シカゴ日経平均先物は日中大阪比140円安の39530円。円相場は1ドル161円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。米国市場では大型テック株や半導体株の一角が買われたが、日経225先物はナイトセッションで一時39810円まで買われる場面も見られたものの、終盤にかけて下げに転じていた。為替市場ではフランス国民議会選挙を受けて、ユーロ買い・円売りの流れとなり、対ドルにおいても円が売られる展開だった。一段の円安進行を受けた日本経済への影響が警戒されるなか、手掛けづらくさせそうだ。
日経平均株価は先物に連動する形から、ボリンジャーバンドの+2σ(39620円)が抵抗線として意識されてくる可能性がありそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を睨みながらの展開になりそうだが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、持ち高調整の売りに向かわせそうである。ボリンジャーバンドのバンドは上向きで推移しており、これに沿ったトレンド形成が期待されるものの、4日の米国市場が独立記念日で休場になるほか、週末には米雇用統計の発表を控えるなか、海外勢のフローも限られるだろう。
そのため、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられるものの、積極的な上値追いの流れは期待しづらいところである。なお、物色としては円安進行を受けた輸出関連への資金シフトがみられるほか、長期金利の上昇を背景に金融セクターへの物色に向かわせそうである。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は足もとで低下傾向をみせてきており、バリュー株などTOPIX型に資金がシフトしやすいだろう。
■ダイセキ、1Q営業利益 0.7%減 39.06億円
ダイセキ<9793>が発表した2025年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比6.5%減の167.03億円、営業利益は同0.7%減の39.06億円だった。ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、引続き高付加価値案件の受注拡大に向け、コンサル営業を積極的に展開したものの、前年に受注した大規模土壌処理案件が終息したことにより大幅な減収減益だった。2025年2月期業績は、売上高が前期比5.2%減の656億円、営業利益は同5.5%減の140億円とする期初計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39631.06、+47.98)
・NYダウは上昇(39169.52、+50.66)
・ナスダック総合指数は上昇(17879.30、+146.70)
・1ドル=161.40-50円
・SOX指数は上昇(5477.15、+4.89)
・VIX指数は低下(12.22、-0.22)
・米原油先物は上昇(83.38、+1.84)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・東京エレクトロン<8035>半導体3D実装向けレーザー剥離装置、年内に投入
・NTTデータG<9613>観測衛星サービス新会社、デジタル3D地図作成
・横浜ゴム<5101>中国に新工場、26年春稼働、EV向け年産900万本
・LINEヤフー<4689>韓国ネイバーとの関係「短期の資本移動困難」
・エア・ウォーター<4088>ポイ活アプリ運営買収、マーケのDX推進
・ジェイテクト<6473>軸受関連子会社合併、製造・販売など連携
・丸紅<8002>シンクタンク、国際情勢など分析で新会社
・第一興商<7458>Zenkenと、インド人を介護人材に
・日野自<7205>運行管理を実証、ライドシェアサービス拡充
・井関農機<6310>来年1月に6販社統合
・やまびこ<6250>エアロジーラボとハイブリッド機開発へ
・リコー<7752>東芝テック、複合機エンジン強化で新会社
・住友電工<5802>子会社合併、光機器事業を再編
・アルプスアルパイン<6770>外販向けIC量産、非接触パネル用など提案
・TDK<6762>自動運転の安全性向上、TMR角度センサーのラインアップ拡充
・東京製鐵<5423>グリーン鋼材の受注開始、非化石証書を活用
・東京ガス<9531>クリーンガス証書制度の認定取得、メタン合成、横浜の設備
・東京建物<8804>タイでオーダーメード型の物流施設開発
・住友化学<4005>MMAモノマーを今月から値上げ
・三井化学<4183>成長戦略見直し、コア営業益は30年度2500億円堅持
・野村不動産HD<3231>ベトナム・ハノイの開発街区竣工、9割超引き渡し
・住友化学<4005>千葉・袖ケ浦の新棟稼働、環境系研究開発を集約
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月マネタリーベース(5月:前年比+0.9%)
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