個別銘柄戦略:INPEXなどに注目

先週末4日の米株式市場ではNYダウが179.86ドル安の33614.80、ナスダック総合指数は224.50pt安の13313.44、シカゴ日経225先物が大阪日中比230円安の25870円。ドル・円は1ドル＝114.80-90円。一段と深刻化するウクライナ情勢を巡る先行き不透明感や資源価格の急騰を受けた実体経済への影響が懸念されるなか、AGC<5201>やマキタ<6586>、板硝子<5202>などの欧州関連銘柄のほか、東エレク<8035>、クボタ<6326>、信越化学<4063>、村田製<6981>などの主力ハイテク・景気敏感株に売りが先行しそうだ。リクルートHD<6098>、ラクス<3923>、Sansan<4443>などのグロース（成長）株も軟調となろう。景気減速による自動車需要後退の懸念からトヨタ自<7203>なども冴えない展開が予想される。長短金利差の縮小を嫌気し、三菱UFJ<8306>など金融株も下落しよう。一方、1バレル＝120ドルを大幅に突破した原油先物価格を背景にINPEX<1605>などは相対的に堅調となりそうだ。
＜FA＞